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03月14日-04号
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  1. 福津市議会 2018-03-14
    03月14日-04号


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    平成 30年 3月定例会(第1回)1 議 事 日 程(4日目)   (平成30年第1回福津市議会3月定例会)平成30年3月14日午前9時30分開議於  議  場 追加日程第1 会議録署名議員の追加指名 日程第1 一般質問2 出席議員は次のとおりである(16名)  議 長  椛 村 公 彦  副議長  永 島 直 行   1番  中 村 清 隆   2番  永 島 誠 也   3番  西 野 正 行   5番  蒲 生   守   6番  横 山 良 雄   7番  豆 田 優 子   8番  戸 田 進 一   9番  榎 本   博   10番  吉 水 喜美子   11番  江 上 隆 行   12番  井 上   聡   13番  米 山   信   15番  大久保 三喜男   16番  硴 野 九州男3 欠席議員は次のとおりである(1名)   14番  永 山 麗 子4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(14名)  市     長  原 﨑 智 仁         副  市  長  松 田 美 幸  教  育  長  柴 田 幸 尚         総 務 部 長  大 賀 正 晃  総務部 理 事  井 上 廣 幸         市 民 部 長  德 永   章  健康福祉 部長  髙 橋 美 幸         教 育 部 長  溝 辺 秀 成  都市整備 部長  福 嶋 良 和         地域振興 部長  永 島 脩 助  地域振興部理事  花 田 孝 信         総 務 課 長  重 冨   隆  財 政 課 長  本 夛 研 介         広報秘書 課長  川 﨑 昇 寿5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(2名)  事 務 局 長  田 中 英 智         議 事 課 長  石 津 龍 也          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開議 午前9時30分 ○議長(椛村公彦) おはようございます。議員定数18名中、ただいまの出席議員は16名で、定足数に達し、議会は成立しましたので、平成30年第1回福津市議会定例会を再開します。 なお、永山麗子議員から欠席の届け出が出ております。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △追加日程第1会議録署名議員の追加指名 ○議長(椛村公彦) 追加日程第1、会議録署名議員の追加指名を行います。 14番、永山麗子議員が欠席のため、地方自治法第123条第2項の規定により、会議録署名議員の数が欠けることになることから、新たに会議録署名議員として、15番、大久保三喜男議員を追加指名します。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1一般質問 ○議長(椛村公彦) 日程第1、一般質問を行います。 今回の質問者は8名であります。発言時間については会議規則第57条の規定により30分となっています。皆さんのご協力をお願いします。 一般質問にあたりましては、まず登壇されて、通告された質問の要旨について全てを述べ、通告発言の後は、質問席において質問を行ってください。なお、通告外の質問は慎んでください。 各議員の質問回数に制限はありませんが、質問の趣旨が執行部に伝わるようお願いします。また、次の項へ移る場合は、その旨をお知らせください。 発言時間が終了しましたらブザーが鳴りますので質問を終えてください。 次に執行部へのお願いですが、答弁につきましては、1問ずつ自席で行い、質問の要点に対し的確に回答してください。なお、質問並びに答弁の際には、マイクの先端に赤いランプが点灯したことを確認の上、発言してください。 それでは、通告順により、9番、榎本博議員の一般質問を許可します。榎本議員。 ◆9番(榎本博) 皆様おはようございます。議席番号9番、榎本博です。通告書に基づき、大きく2項目ご質問いたします。 まず1項目めは、郷づくりと地域自治の取り組みについてお伺いいたします。 福津市郷づくり基本構想(素案)が本年1月に議会に対して示されました。その中の運営体制に関する目標では、「自治会を基軸とし、各種団体とも密に連携がとれる地域を代表する住民組織であることが求められる」また「協議会、これは郷づくりですね、の権限と財源の移譲、自治会加入の促進、郷づくり地域に関する新たな審議会の設置などに取り組む」と掲げておりますが、団地の自治会では、自治会長の選出も難しい状況など、自治会からの脱会希望者が増加傾向にあります。これらの現状の問題に対して、どう取り組まれるのか、また基本構想に掲げる郷づくりに対して、権限と財源を移譲するとありますが、具体的にお伺いいたします。 2項目めは観光政策についてお伺いいたします。 昨年7月に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産登録されました。宗像市には来訪者が集中しており、本市は通過点になっていると聞きます。津屋崎千軒など本市への回遊性を高め、地域の活性化を図る施策が急務と考えます。 今後の施設整備や交通体系など、回遊性を高める取り組みについて市の考えを伺います。 また、本年、津屋崎小学校の6年生が新原・奴山古墳群のボランティアガイドを行ったことが新聞でも報道されていました。ボランティアの育成や体制整備が必要と考えますが、ボランティアに対する市の取り組みについてお伺いいたします。 以上2問、具体的にご答弁よろしくお願いします。 ○議長(椛村公彦) では、1項めの回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) おはようございます。それではよろしくお願いいたします。 榎本議員のご質問にお答えいたします。大きく2問でございます。 まず、郷づくりと地域自治の取り組みについてです。 ご質問の要旨は、自治会の現状と加入促進に対する取り組みと、そして郷づくり基本構想に掲げる郷づくり及び自治会の位置づけと役割、そして郷づくり推進協議会に対する権限と財源の移譲についての大きく2点でございます。順次回答させていただきます。 まず、自治会の現状及び加入促進についての本市としての取り組みについてでございますが、自治会とは地縁等によります形成された住民の自治組織であり、また任意団体であり、「強制加入団体ではあくまでなく、脱会は自由である」との判例も出ております。 しかし、日常の高齢者等の見守り、それから災害時の助け合い、こういった場合などにおきまして特にですけども、自治会は地域住民にとって一番身近であり、そして住民自治組織であり、ともに助け合う共助、近助を実践する団体として、市としても加入していただくことが好ましいと、そのように考えておるところです。 そして、この自治会脱会の際には、大変さまざまな理由が積み重なって、こうした脱会という事態に至るようであるようでございますけれども、自治会脱会の自由というのも、選択というのも認められていますことから、市として積極的にこれにつきましてかかわることはできないというか、ここは慎重に行わなければ市としてもいけないんですけれども、お互いに十分な話し合いを行った上での判断がなにを申しましても必要であると、そのように考えております。 そして、次に自治会の位置づけと役割についてでございます。 郷づくりの基本構想にさせていただいておりますように、自治会は郷づくり推進協議会を構成する基軸の団体であります。そして郷づくりに関する情報発信、それから住民の皆様同士の親睦や生活環境の維持改善に努めるなど、住民の皆様にとって一番身近な住民の自治組織でございまして、市といたしましても、積極的な支援を継続していく所存であります。 最後に、郷づくり推進協議会に対する権限と財源の移譲についてでございます。 これも、郷づくり基本構想に今回掲げさせていただきましたように、地域の課題解決のための活動の選択、また拠点施設の指定管理制度導入などの権限の移譲ですね。それから交付金の算定基準の見直しも新年度はとり行わせていただいておりますが、交付金の算定基準の見直しによります自主事業費の増額、そして市事業の委託型の交付金、また郷づくりの側から事業提案型交付金の創設など、郷づくり基本構想の中でうたっており、この辺が財源移譲と今後なってくると思います。 移譲にあたりましては、各郷づくり推進協議会の状況を見極めながら、できる限り多くの項目が実現できるように、積極的に支援を行ってまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) それでは、再質問いたします。 まず市長にお尋ねしますが、郷づくり基本構想の素案では、郷づくりが進んでいない一つの理由として、郷づくりの位置づけや役割が分かりづらいとの現状を分析されていますね。その最も大きな要因はなんだったのか、見解をお聞かせください。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) ご指名でございますので、これまで郷づくり制度が導入されまして、そういう位置づけや役割が明確でないと感じておられる市民のかたが多くおられるということは、まず一番大きな要因ではございませんけど、今本市は人口が伸びております。新しく福津市の魅力にひかれ、子育て世代を中心に入ってこられておりますけども、十分福津市のことを調べられて、リサーチされて住まわれているかたも多いとは思いますが、郷づくりという制度、主に小学校単位のコミュニティの制度であります。 入ってこられまして、まずはいわゆる自治会についての関心等あられるかたがおられると思いますけども、以前住まわれた場所等で、そういった郷づくりのような制度がなかったようなところにお住まいだったようなかたにつきましては、なかなかストレートに郷づくりという制度が思い浮かばないというかたもおられるのではないかと思います。 それからもともと長く住まわれておられ、この郷づくりという制度のことを市が進めているんじゃないかと認識はされても、その郷づくりのことがなかなか分かりづらいと、こういった課題、問題等につきましては、やはり特に地縁等により形成された自治会、自治組織、自治会のほうがより身近であり、これに慣れておられるかたが、より大きな小学校区単位のコミュニティでのコミュニティのあり方、その役割等について、なにかピンとこられないというか、まだまだ市の施策といたしましても、そういった市民の皆様にこれからそういった郷づくりの役割を認識していただく努力がこれから必要であるというふうに私は思います。 そういうことを含めまして、今回郷づくり基本構想年明けパブリックコメントをしまして、間もなく4月からスタートするということであります。 この中で、今までより以上に明確に自治会と郷づくり推進協議会の役割も明記させていただいておりますし、第1答弁で申し上げましたように、郷づくりの権限や財源等につきましても触れさせていただいておりますので、これからまだまだそういった役割や市民の皆様にまだご理解いただけないところは、市としてしっかり対応していかなければならないと、そのように思います。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 郷づくり基本構想ということで、議会のほうに提案されているわけですけども、素案で、近近にでき上がったものが提案されるということですが、そういう構想を立てる場合に、現状課題がやっぱり整理された上で、一つでないと言われましたが、じゃ一つでなければ幾つあるかとか、現状認識において結構いろいろ解決策出されていますから、その要因はなんだったんでしょうかということをお聞きしたいんですが、改めて、同じように郷づくり支援課のほうでご答弁をちょっと求めます。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 先ほどの市長の答弁の補足のような形になりますけれども、郷づくりにつきましてのまずこれまでの課題と申しますのは、一つに認知度の不足があったのかなという気がいたします。それと、活動していらっしゃるかたは一生懸命してもらっているんですけれども、その活動が他の地域の市民のかたから見たときに、そのかたたちだけの活動のように捉えられているという、その辺は認知不足というところもあるんですけれども、そのようなご意見も伺っておりますし、あとこれまで活動の拠点が未整備ということもありまして、間借りというような状態でもございましたので、やっぱり地域からはそういったシンボリック的な拠点も見えずに活動されてきたということの反省、課題もございます。 そういったところで、今回、約10年続けてきました郷づくりという制度に対しましてのこれまでの課題、課題の中には当然後継者不足といいますか、人材育成の難しさ、それから行事等への参加者の少なさ、参加者の少なさというのは、やっぱり認知度不足、あるいは若い世代がなかなか参加されていないというような現状。そういったことを踏まえまして、今回その辺の課題を検証評価して、今後の郷づくりをどうあるべきかというところで今回基本構想を掲げさせてもらっております。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 同じような質問をいたしますが、教育委員会のほうです。コミュニティスクールも進められております。郷づくりとは切っても切れない状況じゃないかと思うんですけど、教育委員会の見解も同じくお聞きしたいのですが。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。
    ◎教育部長(溝辺秀成) コミュニティスクールを推進している教育委員会としては、郷づくりあるいは地域のかたがた総がかりで子どもたちの支援を行っていきたいというふうに思っていますので、郷づくりの皆様がたと今後とも子どもたちの育成のために協力し合いながら、対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) いやいや、当初市長にご質問した、基本構想を立てられているんですけども、それに対して課題があると。そういう教育委員会のコミュニティスクールを推進する上で、課題というのは見られますかと。庁舎内での会議もされているんでしょう。そのあたりで、個人的な意見でも構いませんよ。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 私のほうから答えさせていただきますが、今コミュニティスクールと郷づくりの連携ということで、アンケートを郷づくりあるいは自治会含めてさせてもらったことがあるんですけれども、その中で、小中学校、コミュニティスクールなど、学校との連携が進んだという意見が最も多くて58%のかたからそういった意見をもらっております。 総じて、郷づくり推進協議会のほうに聞きますと、コミュニティスクールの連携について、否定的な意見というのはなかなか出てきておりませんで、どの郷づくりも、結構汗はかいていらっしゃるのですけれども、肯定的な意見が多くなっております。 それと、今後、学校地域協働推進本部という、コミュニティスクールが目指す次の段階にも郷づくりの重要性が述べられておりますので、その辺含めて、まだ今後一層の連携というものは進んでいくんじゃないかと、そのように考えております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) また同じ質問ですけども、認知が足りないという点で、広報秘書課のほうも、これに関して、どういう見解を、課題ということ、どういうお気持ちかお聞かせください。 ○議長(椛村公彦) 川﨑広報秘書課長。 ◎広報秘書課長(川﨑昇寿) 広報秘書課のほうという話になってますが、うちのほうとしましては、郷づくりとかコミュニティスクール、この関係の部分を上がってきたものを広報するということにしていますので、うちのほうからどういうのがあるのかということになってくると、自治会の加入していないかた、こういうかたに広報が届かないとかいうことがあるということは聞いていますけれども、うちのほうとしては、そういうかたについては、ちょっと取りにきてもらったり、あとは配付したり、こういう話になってくるのかなと思っていますけれど。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) なんでこういうご質問をしたかというと、新しい体制でチーム福津というようなことを宣言されているわけですから、やはり同じような意識の共有があるのではないかという意味でお聞きしました。 それでは再度、郷づくり支援課に先ほど答弁で認知不足と言われてましたけど、その要因をお聞かせください。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 要因というのが、先ほど言いましたように、一部のかただけの活動のように思われておったり、市からの郷づくりに対する広報、ホームページ等を通じた周知が不足しておったり、協議会のほうは、いろんな事業等について各地域のほうに全戸配付等でお知らせもしているんですけれども、そういったところでのまだまだ周知の不足があったのではないかというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 先ほども同じようなご答弁なんですけれども、私のほうから、私なりに判断というか、分析したんですけれども、その要因は認知できていない。つまり郷づくりが進まない要因は、郷づくりへの丸投げ、自治会住民への説明不足、行政が住民とともに行動することが足りなかった、私はこういうふうに分析しているんです。 ちょっと厳しい言い方かもしれませんけど、どうでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 丸投げと申しますか、一応郷づくりについては各地域の課題解決について、地域のほうで考えていろんな策、事業を講じてもらいたいということで、決して丸投げという意識ではなかったんですけれども、確かに地域担当職員を含めたフォローというのは、これまでもちょっと不足していたのかなと思います。その辺は今後反省しまして、先ほど榎本議員のチーム福津ではございませんが、職員も一丸となって、もっと地域のほうに入っていく。これは地域担当職員だけではなく、やはりほかの職員もいろんな行事に参加していくという、そういったことが重要であるかと思います。 それから、住民のかたへの説明不足という点につきましても、こういった基本的な構想ですとか、そういったものがこれまでなかったというのも一つの要因かなというふうに思ってます。 そういったことで、今回11年たつ今、やっとこれまでの課題等を検証して、次に生かしていこうということで、この基本構想をまとめさせていただきましたので、これについてもホームページ、広報等で今後十分な周知を行っていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 先ほどの説明不足というところ、やはり担当課含め、郷づくりの、自治会に対する知識不足、ですから今回掲げられているもののスキル、あるいは研修ということが書かれているのはそういう点かなと思っています。 次に、その要因を一つ聞きたいのですが、自治会に対するアンケートは行われていると思うんですけども、年に何回ぐらい行われていますか。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 自治会に対するアンケートにつきましては、この基本構想、平成27年度から準備を進めておりまして、平成27年度の年度末、1月から2月にかけまして、各郷づくりを通じてその当時の自治会長さんのほうへこの基本構想を掲げるためのアンケートというもので、これまでの自治会長さんから見たところの郷づくりへの課題あるいは自治会の中での郷づくりの中での自治会長さんとしてのいろんなご意見、そういったものを伺っております。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) それは分かってますよ。自治会単独ですね。自治会長さんという対象はもちろんですが、自治会会員、いわゆる地縁団体の構成されているかたに対してされていますかということです。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) いわゆる住民のかたへのアンケートにつきましては、行政経営企画課がこれまでまちづくりアンケートということで、過去無作為抽出で行ってきた際に、その中に自治会や郷づくりへの行動の参加とかいう、そういった項目等を入れて、アンケートは行っているところでございます。 多分これは、最新のデータでいけば、平成26年あたりがあったのではないかと思います。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 質問がちょっとずれているような気がするんですけど、私は自治会、一般的に、いわゆる町内会に対する住民のアンケートです。郷づくりは関連せずです。これ以上言うと時間の問題もありますので。 実は京都市、これが自治会町内会アンケート、独自で恐らく年1回とっているんじゃないか、そこまではとれていません。28年度9月から12月という実施をして、具体的に最終的にはコミュニティと恐らく同じ課題があったんじゃないかと思うんですけど、自治会に対するアンケートを逐次やっているんではないかと思いますので、参考になればと思いますが、14項目ですね。 その中にはいろいろ聞いていますよ。加入の自治会の状況とか、呼びかけを行っていない理由とか、具体的に自治会のことに対するアンケートです。もしよかったら、ネットでも出ていますので、こういうもので一応自治会に対する状況把握ができていない。これも要因の一つですよ。しっかりと。間違った認識していたら、説明しています、していますといっても、その改善のしようがありませんので、これ以上言いませんが。 もう一つ、入会促進、福津市もやっていますね、いろいろハンドブックじゃないけど作って。その内容、ちょっと見させていただいたんですけれども、自治会加入手引きという、これはどういう形で作られたか分かりませんが、初めての自治会長で、セールスマンじゃなくて、営業マンが飛び込んでいって、こういうときにはこういう答えをして入ってくださいと。これはいかがなものかと思いますよ。 これも藤沢市、50ページ、これはネットでプリントできます。これは50ページにわたって自治会の運営、動向、これは郷づくりと同じですが、自治会単位に分けて、区単位に分けて、人口動態とか、これも頻度を高くやっていると思われます。 もう何年に1回か分かりませんが、これも確認してください。町内の動向です。自治会だけの動向のデータを作っているんですよ。 例えば分かりませんが、若木台1区、2区の状況とか、多分連合自治会の状況とかという意味で、詳細に調べております。 こういうものを、やはりまず調査をして、基本計画というのが必要だ、されたとは思いますが、この認識がないということは問題があると思いますね。ですからこういうところからやっぱりやっていくことが必要だと思います。 市長の見解をお聞きしたいのですが。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今のご質問をお聞きしておりまして、まず最初に郷づくりの現状と住民の皆様の認識不足ということのつながりの中で、自治会のほうにも話題が変わってまいりましたけれども、今のこの藤沢市や京都市の例につきまして、まず思いましたことでございます。 この自治会加入率は、本市は全国の中で平均では高い、80%ぐらいの加入率なんですけど、この加入率は微減しております。 そういった中で、先進自治体であります京都であったり藤沢市のように、本市もこの自治会加入の手引きというものはございますけども、これよりもさらに藤沢市、京都市のような取り組み、自治会のもっとしっかり先進自治体を精査させていただきまして、本市の自治会加入の手引きのほうにも反映するような、そういうことは検討させていただきたいと思いました。 それから、この自治会加入の手引き、まず新しく自治会長さんになられるかた、90幾つかの自治会がある中で、1年単位で自治会長さんが変わる自治会は半数近くございます。こういった新しく自治会長さんになられるかたへ、自治会の役割というものを市といたしまして、より新しく自治会長さんになられたかたに、自治会長さんとしての役割みたいなものはやっていく必要があると思います。 かつては委嘱制でございまして、今は自治会長さんも任意の団体の長ということになっておりまして、法的な位置づけは薄まりましたけども、やはり郷づくりの基本となるものは、最初の答弁で述べさせていただきましたように、自治会でございますし、新しく自治会長になられたかたは、その自治会運営プラスアルファ郷づくりへの関与ということもありますので、新しく自治会長さんになられたかたには、そういう取り組みが必要と思います。 今、郷づくり制度になりまして、郷づくり単位でその郷づくりの中で自治会長様への自治会への役割というのをある意味説明の権限というか、役割も渡しております。この郷づくりの中での自治会長さんへの説明というのは、ここに今でも本市は郷づくり支援課もしっかり帯同させていただきまして、それぞれの拠点でご説明する機会を設けさせていただいておりますけども、やはり自治会の役割は大きいですので、より積極的に新規自治会長様についての自治会の役割は、市としてより丁寧にすることが必要と思います。 それから、自治会長さんではなく、今度は未加入のかたがおられます、自治会の役割というものにつきましては、これは自治会長さんではなく、市民の皆様全体に対するお知らせでありますけども、これは広報等も使っておりますけども、やはり本市も脱退者や未加入者が増えている現状はございますので、より自治会加入の促進のための啓発は、あらゆる方策を、また先進自治体も、今の藤沢市の例にも倣いまして、またアンケート等も検討させていただきまして、加入率が落ちないような、そういう努力が必要であろうかと、そのように今思いました。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) ほかにもたくさん入会加入率なんかもお聞きしたかったんですが、時間の都合上、飛ばします。先ほど丸投げはしていないと、見えているんですね。 もう1点つけ加えていいますと、こういう藤沢市のやつは、ハンドブックでもその自治会で課題になっていることも言いつつ、コミュニティに資料になるような内容が生かされているんです。ですからこれ1回見てください。 私は郷づくりは自治会組織が基軸と書かれているとおりだと思いますので、その点を再度見直して、進めていただきたいなと思います。 次の質問に移りますが、ある団地自治会では、脱会問題で、市の対応に問題があると。このあたりが、先ほどのいろいろなにもしていないというふうに見えていると思いますが、その対応に対して、いろんな問題出しても、市に問題がなかったかのような答弁をしているというようなことを聞いていますが、そのあたりの経緯をお聞かせください。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) 自治会のかたからの脱会に関してのいろんな相談というのは、これまでも電話あるいは直接窓口のほうにこられて、お話はされております。うちのほうとしては、窓口のほうでまずお話を十分聞かせていただく。 それと、当然自治会長さんあたりからも相談は受けるわけですけれども、自治会長さんたちに対しては、執拗なと申しますか、強制的なそういった加入促進、戻ってくださいとか、そういったことにはならないようにということで、市長第1答弁でもしましたように、脱会は自由であるというような最高裁の判例も出ておりますので、その辺が強制的なものにならないようにということでの自治会長へのご意見と申しますか、そういったことは言わせてもらっております。 ただ、やっぱり自治会という任意の団体の加入、脱会の件でございますので、これについては、市の立場としましては、十分にお互いで話し合いを行っていただいて、なるべく解決できるところはそこで解決をしてほしいという立場で、これまで対応してきておりますので、なかなか双方の仲介というところまで至っていないのが現実でございますが、市の立場としては、なかなかそういったところまで指導的に立ち入ることはできないのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) なにも仲介してくれということを言っているわけじゃないんですよね。先ほどの指導、言い方を考えれば、指導じゃなくてなんですかね、言いますよね。私それで、これちょっと調べたんですよ。福津市みんなで進めるまちづくり基本条例の中に、市の責務があります。 説明責任、第13条、市はまちづくり基本となる施策の立案、決定及びというこの項目の2項め、市はまちづくりに関する市民及び事業者等の意見、要望及び提案等に対して、分かりやすくかつ速やかに応答しなければならない。これはご存じですよね。 ですからなにも仲介する義務はないんですよ。はっきり言いまして、文書とか電話で答えられることが一転二転しているというふうにお聞きしています。当初相談に行くと、できません、次に行くと、これはできるようになります。つまり、対応がばらばら。先ほど言いましたスキルの問題です。自分たちがなにをしなければならない。そういう自覚がないんじゃないかと私は思っています。ここに記載されているんですよ、逸脱していませんか。これは住民が言っていることはここですよ。なにも仲介してくれという意味じゃないですよ。相談に行っているわけですから、ここに書かれていることは速やかに応答しなければならないんですよ。時間が何カ月もかかったら困るんですよ。ご答弁ください。 ○議長(椛村公彦) 花田地域振興部理事。 ◎地域振興部理事(花田孝信) みんなで進めるまちづくり基本条例のこの説明責任のところにつきましては、いわゆるまちづくりという観点からの分かりやすく速やかにいろんな事業等について住民のかたからのご意見、ご提案をいただく際に返答していかなければならないというふうに解釈はしております。 先ほども言いましたけれども、自治会加入、脱会等の問題につきましては、他市のほうでもいろいろ調べてみますと、なかなか市として中に指導的に入り込めないということも聞いておりますので、市としましては、できるだけ不便をおかけしないような解決策をということで、これは部内だけでなく、他の部にまたがることもございますので、その辺は支援課のほうが窓口になりまして、市長、副市長あたりとも十分協議させてもらいながら、ご回答をさせていただいてきているところでございます。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) やはり心のこもったというか、別に違法なことをして、出過ぎるということじゃなくて、明快にさっと答えられる、あるいは現場を見ていくということが、私が言うことではないと思いますけれども、されてはいるかと思いますが、されていないのでこういう問題が起きている。一部だろうと思いますが。 これに関して、私もいろいろ、自治会のある会長さんです、項目がたくさん出ていますが、これを読んでいたら大変時間がかかりますので、2、3点。まず1点、自治会サイドに問題がある場合もありますが、それならば問題点について具体的に丁寧に地域に対する指導をしたことがありますか。難しい言葉を並べて、書類による指示のみで指導を十分しているというのであれば、自治会を軽視しており、問題解決はしないと思います。 もう1点、行政等協議会、これは郷づくりですが、協力して各自治会へ出向き、自治会の必要性、楽しさをもっとPRしてはという意見があります。 行政のトップサイドが、我々はいろいろと応援していると言うかもしれませんが、自治会はそうは思っていません。ここが問題です。本来内容の理解が同じでないといけないのが、行政と自治会が目線が違い過ぎるのではないか。永久に問題が解決しない。 今回基本構想はすばらしいと私は思っていますけれども、これまだ同じ、きつい言葉もありますが、この辺でやめておきますけども、最後に市長にお伺いします。郷づくり基本計画では、市職員地域活動研修制度の創設や議員の研修を上げておられます。私もいいことであると思います。今後市民に対する説明力や助言力、このスキルアップも必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) このたび、郷づくり基本構想の中で、職員の研修制度のことも明記させていただきましたのは、理事からの答弁の中にもございましたように、これまで地域担当職員というものがおりました。郷づくりの中に総会に限らず、会議のほうにできるだけ行き、サポートするということの地域担当職員おりましたけども、この地域担当職員は、管理職だったわけです。管理職といいますと、もちろん、しかし本市の郷づくりのそもそもの考え、これから郷づくり基本構想が4月から正式に開示されまして、その後は今度郷づくり計画というものを、郷づくりの皆様に作っていただくお願いやご説明を協議会のほうにさせていただいておりますが、この大きな課題は、担い手の育成だったり、より地域の若いかた、新しく入ってこられたかたはなおさらでございます。若い世代のかたに郷づくりのことを知っていただく。その一つのきっかけといたしまして、この郷づくり計画、それぞれの中にあらゆる世代のかたにかかわっていただきたい。そして計画を作った後も、その後、郷づくりの中にあらゆる世代のかたにかかわっていただきたいということです。 このあらゆる世代のかた、特に若い世代のかたにかかわっていただく一つのやり方といたしまして、市のほうといたしましても、これまでの地域担当職員、主に管理職だったものだけの関与ではなく、若手職員、職員の研修制度を盛り込ませることで、若い職員のほうにも地域のほうに入っていって、そういう一つの仕掛けといいますか、ことも含まれています。 そして、これを研修制度に導入するということは、それが一つの人事評価の対象にもなってくるわけです。 そういうことでありますので、研修制度は導入させていただきたいと思っております。 まとめの答弁にもなりますので、一番の課題は、もう一度念を押して申し上げますが、より地域のかたがあらゆる世代のかたに、またあらゆる団体のかたに、学校への質問もございました。やはり学校関係でしたら、PTAの世代等も郷づくりによりこれまで以上に関わっていただく。またその地域、地域には敬老会、シニアクラブもございます。こういったところにも元気なかたに郷づくりにかかわっていただく。 そうやって郷づくりというものを基軸といたしまして、本市の住民自治が成り立っているということを、これはそれを進めている市といたしまして、市民の皆様にご説明する責務があると思っています。 そしてその基軸となるのが、重ねて繰り返しますが、やはり自治会でございますので、自治会の加入の促進また残念ながらいったん脱会されたようなかたにも、ここはしっかり懇切丁寧に、自治会の役割や住民の中でのそういったトラブル等には自治会加入を最終的には強制できるものではないにしろ、自治会の役割の重要性というものを認識していただき、また法的な説明等もあるところは説明させていただきながら、本市のコミュニティ、住民自治、地域自治を推進していかなければならないと、そのように感じておりますので、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 市長はよく現場のほうに行かれているようですから、ぜひ現場の状況を把握していただいて、お願いいたします。 次の観光政策についての項をお願いいたします。 ○議長(椛村公彦) では、2項へ移ります。2項の回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目め、観光政策につきましてです。 それではお答えいたします。世界文化遺産でございます新原・奴山古墳群の来訪者に対する回遊性の取り組みについてでございます。 現在は、古墳群に常駐していただいております観光福津ボランティアガイド様、観光ボランティアガイドの皆様によりまして、津屋崎千軒をはじめとするさまざまな観光資源への案内を、古墳群の解説とあわせて行っていただいているところでございます。 今後は、この古墳群をはじめ、津屋崎千軒、そして宮地嶽神社、福間海岸など、市内の魅力ある観光資源を紹介し、そしてつなぐ観光ルートの例示や、そしてバス、タクシーを活用した日帰りツアーの造成、創設を関係機関と協議する等の取り組みを行ってまいります。 このふくつ観光協会観光ボランティアガイドの会、いさば会の皆様のことについてでございますけども、世界文化遺産を通じた連携については、昨年、平成28年度から組織された福津・宗像ガイド連携会議です。宗像と一緒の福津・宗像ガイド連携会議に参画し、そしてガイドとともに宗像大社と古墳群をめぐるコースなど、5種類のコース設定が実現していると聞いております。 また、平成29年度につきましては、宗像市の観光ボランティアガイド会の皆様と合同で、世界文化遺産へ特化した養成講座、これを計6回開催していただいております。 育成に関しましては、郷育カレッジ、育成というのは、ボランティアの育成につきましては、これにつきましては、郷育カレッジの認定講座でありますボランティアガイド養成講座、これをガイド会が毎年実施していただいている一方で、毎月の定例会、勉強会、そして自主企画によるイベントを開催していただくなど、ボランティアガイドの皆様には本当に積極的に活動し、このガイド人数の確保と、それから後継者の育成に努めていただいております。 観光ガイドは、来訪者に観光地の魅力を紹介し、そして理解を深め、また来たいと思っていただくきっかけづくりに大変貢献していただいておりまして、市の観光政策において大変重要な位置を占めておるという認識であります。なくてはならないものでございます。今後も人的、物的なものを含めまして、市としてできる限りの支援を行っていく所存でございます。 以上であります。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 質問の前に、議場に配付しております来場者数、見込み数、調査資料は独自で聞き取り調査を行ったものですから、市のお持ちのデータとの誤差があれば、後でお知らせください。 それでは、2項めの観光政策について再質問いたします。 世界遺産保存活用連絡協議会を内部で設ける。9月の定例会で大賀部長が一般質問で答弁されております。その後の取り組みの進捗状況と、連絡協議会の構成員についてお伺いします。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 連携会議の構成部については、教育部と総務部が中心になっており、あと都市管理部、地域振興部も一緒に含まれているところでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) その内容と進捗状況、内容をちょっとご説明願えますか。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 連携会議の内容は、その都度、特に史跡地の整備、あるいは公有化の問題がございます。そういった問題につきまして、協議をしております。 また、公開活用、こういった部分について連携して協議をしているところでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) それじゃ、ちょっと回答にならない。ここには保存活用連絡、活用ということを答弁されていましたので、活用方法だとか、具体的にどこまでお話されているのか。何回ほど会議をされて、その構成員はどういうふうになっておりますかということです。時間がもったいないので、できるだけ的確にお願いします。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 整備の進捗状況です。特に公有化の進捗状況あるいは施設整備、遊歩道、あるいは視点場、展望所と言われるところの、どのような形で整備するのか。また構成員につきましては、教育部を中心に総務部、それから地域振興部、都市整備部等の、必要なときに部署に応じて人員を配置しているところでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 引き続き質問しますが、この9月の定例会で永島誠也議員が観光ボランティアの所管を文化財課にという提案をされておりました。私もそういうことも考えられると思いますが、再度、総務部長はその折に難しいといった折にこの連絡協議会のお話をされております。ですから、再度総務部長に、この辺のことをご意見をお聞きしたいのですが。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 去年の9月の段階で、文化財課を作って、世界遺産を文化財課に配置をしたいということで、10月に文化財課のほうに配置をしているところではございますが、今世界遺産につきましては、文化財課の所管ということになっております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 私の認識が間違っていればですが、この質問はボランティアガイドさんを、現在所管が観光協会ということになっておりまして、文化財、所管をかえるというのは難しいという答弁をされているんですよ。その辺の、やはり同じですかと、私はそういうふうに思うんです。文化財とは限りませんけども、位置づけについてお尋ねします。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 基本的に観光ボランティアさんということになりますと、やはり地域振興課がいいのかなと今でも思っております。 ただ、文化財に世界遺産にかかわります特定したガイドさんであれば、当然世界遺産担当のほうが、その事務をしても差し支えないのかなというふうに思っております。 ただ、現実問題として、今お見えになる観光ガイドさんは、福津市内の史跡等、いろんな場所を全て網羅してあると思っておりますので、地域振興課ということで位置づけておりますし、地域振興課から観光協会への委託ということで進んでおるというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 質問の前に、1点、最初の趣旨を述べたときにお話しておりますが、観光ボランティアガイドのかたがたから、ガイド内容の話し方とか津屋崎小学校の件、学んだ6年生が古墳群で成果を発表して、新聞報道で非常に話題になっておりました。 それからまた教育委員会のコミュニティスクール報告会でも、高く評価されておったわけですけども、今後観光ボランティアガイドさん、ボランティアとの連携強化が必要だと思うんです。だから所管が今ご説明になったように、市内の各所は、それは当然ですよ。今観光ボランティアさんは30数名いるとお聞きしています。全てが回るということじゃなくて、この時期には世界遺産の説明を集中したり、学校へのこういう連携をとってやっているわけでしょ。ですから、なにも所管がそこじゃなくて、できなければ、横断的にそういうお話はされているんでしょうか。ちょっとその辺をお聞きしたいです。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) そういう意味を含めまして、連携会議ということを作っておるということでございまして、連携会議におきましては、各部署にさまざまな事業を持っておりますが、その中で、世界遺産に関連する事業は、庁内全ての部署で対応したいというようなものでありまして、この事業はどこの部署で協力してくださいよと、この事業はどこの部署で協力してくださいよという方針決定をするのが、この連携会議の趣旨でございますので、そういう意味におきましては、連携会議の中で、ボランティアガイドさんの位置づけというのは、所管にかかわらず、部署にかかわらず、できるものだというふうには思っておるところでございますが、所管を変えるということでなくて、連携会議の中でそれぞれ見合った事業はできるというふうに思っておるところでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 後でちょっとお話をもう1回、お話したいなと思いますが、古墳の展望所に宗像の担当職員が調査に来ていたようですが、まず私は詳しく分かりませんが、どういう聞き取り調査に来たのか、ひょっとしたら交通体系の連携なのか分かりませんが、答弁できるのであれば、このときの状況を報告を受けていると思われますので、お答えしていただきたいのですが。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 議員申し訳ありませんが、宗像市の現地の調査の件については、報告は受けてはおりません。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) どなたかお答え、市長ご存じですか。お答えできない。じゃいいです。やはりさっき連携会議と言われながら、こういうお話が上がってきてないことすら、市民との対話、あるいは市民の意見を聞きますとかいう姿勢になっていないんじゃないでしょうか。どれほどそういう団体のかたがたとお話しているのか、ちょっと疑義を感じますよね。だからなんら変わっていないような気しか捉えられないですよ。 これはご参考に、余り責めるといけませんが、ここで、福津市内に沖ノ島の遥拝所があるんですよ、ご存じでしょうか。教育委員会のほうがよく調べられていると思います。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 1点は手光の竹の山の、それからもう1点は塩浜あたりに遥拝所があるというふうに聞いております。これは今後、世界遺産のほうで遥拝所のAR、オーグメンテッド・リアリティーの部分のアプリを開発するということで聞き及んでおります。宗像にもかなりございますが、福津の場合は、その2カ所というふうに聞いております。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) もう1点あるんですよ、津丸に。神興神社に遥拝所があるというふうにお聞きしていますので、これも聞いたお話ですから、またボランティアガイドさんと十分お話されてお聞きしたらいかがでしょうか。 やはりこういう話も連携会議の中で、攻め方というようなこともあろうと思いますし、そういう情報が入ってこそ、必要、機能するのかなと。 次に、九州観光ボランティアガイドの研修会が、これも1月に行われております。ここで福津市の観光ボランティアの団体のかたがたの発表が、鹿児島からなんかもボランティア関係者来ているんですけど、発表を行っております。 私は、どこの部署というよりも、例えば文化協会などと同様な関係団体として位置づけるとか、あるいはなんらかの位置づけをしておく必要があるのかなと思います。 郷づくりもそうですけど現場のほうに行ってないのがよく見える。市長のほうが行っているんじゃないかと思うぐらいによく行っていると思います。職員にも行っていただきたいなと思います。その辺のお考えはどうですか。 ○議長(椛村公彦) 永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島脩助) 九州観光ボランティアガイド会研修会のお話はお聞きしております。うちの観光ボランティアガイドの会のかたが発表されたという報告も受けております。 先ほど来、ボランティアガイドさん任せじゃないかと、そういうニュアンスのご質問かと思いますけども、観光協会が窓口というふうになって、地域振興課との連携で進めておるんですけども、観光協会あるいはボランティアの会のガイドの会の会長さん等のお話をお聞きしますと、うまく連携をしていただいていると。また、市としましても、こういったボランティアの会の皆様に、日ごろからすごく積極的に協力をいただいているということに対しては、感謝しておりますし、市の職員が現場に行ってないというご指摘でございますけども、その辺は報告は受けてないんですけども、地域振興課としては、ボランティアの会、ガイドの会との連携はやっているつもりでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) ぜひ今後もやっていただき、もっと強めていただきたいなと思います。 このボランティアガイドさんの活動のための拠点が、福間海岸のところにあるとお聞きしていますが、拠点はあるんですよね。その辺のことをお聞きしたいんですが。 ○議長(椛村公彦) 永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島脩助) ガイドさんがたの活動の拠点といいますのは、観光協会が管理しておりますビーチハウス、福間海岸のビーチハウスと、それから福間駅構内のふっくるが活動の拠点になっております。 今は世界遺産の関連で、新原・奴山古墳群の視点場の場所に常駐をしていただいているというところもございます。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 観光協会と連携しているという意味はよく分かりますが、ビーチハウスのは、あいてないんですよね、冬場。ここを数カ所ある。拠点は数カ所ないことはないでしょうけど、やはり中心となる拠点というのがどこなのか。こういうことも改めてご検討願いたいなと思います。 やはり、私も思いますが、先ほど申し上げましたように、このボランティアガイドさんの団体というのは、やっぱり独自に取り組めるようなほうがいいかなと。拠点につきましても、常時、例えば宗像はご存じのように、海の道館に常時待機しているわけです、集中的に。当然複数名いますから、あちこち点在していますが、そういう体制があるとは思えません。冬だからこないから閉めています。こういう状況ではないかと思います。 私のほうから言うといけませんけども、やはり「まちおこしセンターなごみ」が拠点として最良ではないかと思っております。ここもそういう意味で、これが建設された当時は、そういうコンセプトというか、ということで作られたというふうに、今もホームページにも出ております。 こういう見合ったところに常時いて、そこで活動しながら、新原・奴山に行くあるいはビーチハウスに行くというような、こういう効果的あるいは効率的な動きがあるほうが、より来訪者のかたには非常に親切ではないかと思いますよ。 その辺のご見解はいかがですか。 ○議長(椛村公彦) 永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島脩助) なごみにつきましても、観光拠点、あるいは交流拠点という位置づけで建設をいたしております。ただ、なごみにつきましては、主に津屋崎千軒が主でございますので、津屋崎千軒にこられたかたはなごみのほうで観光案内もやっておりますし、ガイドさんの拠点としては、やはり福津市の玄関口であるJR駅構内、それから海岸通りの入り口でございます495沿いのビーチハウスが望ましいのではないかというふうには思っております。 ただ、ガイドの会の皆様と協議して、なごみもということであれば、その辺は検討の余地は十分あると思います。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) あればというよりも、先ほどよく情報交換してますというようなことに受けとめていたんですが、受け身ではなくて、やはり担当部署から意見を聞くとか、情報収集、それを再三言っているわけです。ぜひお聞きください、意見を。 これもこれ以上言いませんが、くれぐれも、これは指定管理が30年度で終了いたします。その後どうなるか、またこの定例会終了日に報告があると思われますけども、ここを、この考え方、観光が主流です。それ以外、目的外のものに活用するとかいうことがないように、やはり新体制で観光に力を入れられるということであれば、逆に、もっと力を、違う団体と、どうされるのか分かりませんけど、指定管理をやめるというようなこともちらっと聞いておりますが、その詳しい内容は来週にならんと分かりませんが、その辺がないように、市長にご答弁願いたいのですが。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 指定管理、なごみのことですかね。なごみは平成30年度で指定管理の契約が終わります。全員協議会のほうでもご報告させていただくことになっておりますけども、なごみは、今のご質問にストレートにお答えいたします。この津屋崎千軒なごみは観光施設です。そして今現在の指定管理者にも観光施設としての位置づけ、そういった使用等も含めまして、観光の施策に特化したというか、そういう指定管理をお願いしております。 今後もどの指定管理者にかわっていくにつきましても、このなごみが観光施設としての性格を失うような、そういう仕様に変えていくつもりもございませんし、より今後の福津市の世界遺産をはじめといたしまして、また津屋崎千軒の活性化を中心といたしまして、福津市の観光戦略の拠点として、なごみという福津市の公共施設につきましては、指定管理者制度を、これが大前提でしていただく、そういうつもりでございます。 ○議長(椛村公彦) 榎本議員。 ◆9番(榎本博) 安心しておりますが、ぜひそういうことになれば、拠点はやっぱりボランティアを重視していただいて、ご答弁もあったように、さらにお金をかけずにして、なごみのほうは手作りでやって、観光地であります。海の道館とは一線を画した手作り感とか、そういうこともできるはずです。ですから、一層もっと磨いていただきたいなと思います。 最後に周知のとおり、世界遺産、注目されております。これは一過性であることは、恐らくほかの議員のかたも、あるいは皆さんそういうことも不安であろうと思います。ですから、この機会は時間がないと思っております。そこも含めて、多分今進められているのは、市内全域の、これをきっかけに歴史、いわゆる歴史・文化、言い方を変えれば、地域の歴史文化遺産とかいうことになろうかと思います。 こういうことと含めて、人材育成に努めてほしいなと思います。 また、最後につけ加えますと、ボランティアや市民の意見をよく聞いていただくということもお願いして、質問を終わります。 ○議長(椛村公彦) 回答よろしいですか。しばらくお待ちください。答弁漏れがありましたか。では、溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 先ほど神興神社の件の遥拝所の件ありがとうございました。それ以外に先ほど、白石浜のことを塩浜という形で発言したのではないかと思いますので、そこを訂正させていただきたいと思います。白石浜が正しいです。申し訳ございませんでした。 ○議長(椛村公彦) 以上で、榎本博議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とします。再開は11時とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前10時42分            再開 午前11時0分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(椛村公彦) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 1番、中村清隆議員の一般質問を許可します。中村議員。 ◆1番(中村清隆) 議席番号1番、中村清隆です。通告どおり大きく2問、一般質問をさせていただきます。 大きな1点目は、福津市スポーツ施策についてです。 最近開催された冬季平昌オリンピックでは、日本人選手がたくさんメダルを獲得し、多くの国民が歓喜に湧きました。そして、現在開催中の平昌パラリンピックでも次々と日本人の選手がメダルを獲得しています。 さらに今後は、世界レベルの大会が日本でも開催される予定となっており、大きなものでは、2018年ITTF卓球ワールドツアージャパンオープンが北九州市で、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック、そして2021年の世界水泳福岡大会なども予定されており、非常に盛り上がることが予想されます。 しかしながら、福津市においては、スポーツに対して少し消極的ではないかと感じております。スポーツ振興計画に関しても、計画はほぼ全てにおいて未達成、中間見直しもされていないという状況です。これでは市民もスポーツに親しむどころか、関心も低くならざるを得なくなります。 そこで、小さく1点目、スポーツ施策の環境整備について、小さく2点目、本市における東京オリンピック、パラリンピックの事前合宿地の誘致について伺います。 次に、大きな2点目、福津市立大和保育所についてです。 大和保育所は、以前、福津市行財政集中改革プランの見直しを打ち出されていました。その後も大和保育所にお子さんを預けている保護者のかたがたや、そこで一生懸命働かれている職員さんからも、今後どうなっていくのか不安だというお話を伺います。 これから、福津市は子ども子育てに力を入れていく観点からも、不安を与えないように、市立大和保育所の明確な位置づけをしていただきたいものです。 そこで小さく1点目、基幹保育所としての役割について伺います。 2点目、専門職員の配置と必要人数について伺います。 3点目、保育士の採用方法について伺います。 以上、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。
    ○議長(椛村公彦) では、1項めの回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それではよろしくお願いいたします。中村議員のご質問でございます。 まず1項目め、福津市スポーツ施策についてでございます。①、②がございますので、まず①のほうから。 福津市では、市民の健康増進と、そしてスポーツの振興を図るために、福間、そして津屋崎両体育センターと、福間、津屋崎両武道館の四つの体育施設、こちらを設置いたしまして、一括して指定管理者による管理運営を行っております。 そして、今年度までは市の体育協会が、そして4月から今後5年間につきましては、新たにNPO法人スポーツニュースター、こちらに指定管理者を、この4施設一括して指定管理者、行っていく。12月定例会で議決をいただいたところでございます。 このほかに、学校開放施設といたしまして、七つの小学校及び三つの中学校の体育館とグラウンドを、夕方から夜間、また学校の休業日に、体育施設と同様に社会体育活動に開放、可能な範囲でということで開放しております。 また、勝浦浜には宗像市と共同で海洋スポーツセンターを設置し、宗像市、そして本市の小学生を中心に、多くの人がこのヨット、そしてカヤックなどの海洋スポーツに親しんでおられます。 体育施設ではございませんけれども、都市公園のなまずの郷、そしてみずがめの郷、あんずの里につきましては、野球場そしてテニスコートなどの公園施設があり、300歳ソフトボール大会などで、多くの市民のかたに利用されております。 現在、福津市では、日蒔野地区、そして津屋崎地域を中心として人口が急増しております。そして西福間地区には新たに約500棟の住宅が建設され、体育施設の利用者、利用団体はさらに増加するものと思われます。 しかし、この体育施設の増設、新設は、ご承知のとおり、現在の状況では財政状況を鑑みまして、なかなか困難というところは、何度か答弁させていただいているところです、これまでも。 福間、津屋崎両体育センターが、建設から34年、35年経過しております。雨漏りがしているなど、幾つかの施設で、経年による劣化が見られておりますが、当面はこういったところは、改修工事等で機能を維持させていきたいと考えているところです。 体育スポーツの愛好者をはじめ、市民の皆様にご不便もおかけいたしているところは認識しておりますけども、なにとぞご理解いただきますようお願い申し上げます。これが①のスポーツ施設の環境整備について。 ②本市における東京オリンピック、パラリンピックの事前合宿地の誘致についてです。 東京オリンピック、そしてパラリンピックの開催まで、約2年半となりました。2020年の夏に200余りの国や地域のオリンピアンと160カ国の国、地域のパラリンピアンが東京を中心とした地域に集結し、そしてオリンピック33競技とパラリンピック22競技で世界最高峰の熱戦を繰り広げることになります。 オリンピック、パラリンピックに参加するアスリートたちが、本番を迎える日本の暑い夏に備えて、コンディションを調整するために、また持てる力を最大限に発揮できるように、技術や体力の維持と向上を図るために、本大会前に来日してトレーニングや練習をする合宿が事前キャンプです。 この事前キャンプ地の受け入れ側としては、大きく4点でございますけども、まず一つには世界トップアスリートの競技に間近に触れ、選手と交流をすることで青少年を中心とした市民へのスポーツ振興を図ることができるということ。 二つ目に、特定の国や地域、あるいは競技種目の選手を受け入れることで、市民の一体感の醸成を図ることができる。応援体制とかそういうことですね。 次に、三つ目に、競技環境や事前キャンプのトレーニング施設を整えることで、市民へのスポーツ参加の機会の拡大と、その後の競技環境の向上を図ることができるということです。 また、最後、四つ目に、事前キャンプ地の誘致を契機として、青少年を中心とした継続的な国際交流を行うことで、市の地元自治体のPR、福津市であれば福津ブランドの発信であったり、次世代を担う人材の育成を図ることができるといった、こういった大きく4点のメリットがあると考えられております。 全ての国や地域が事前キャンプを行うわけではありませんし、特に欧米中心の重立った国や地域の多くは、既にキャンプ地が決まっているというふうに聞いておりますし、私のほうも報告を受けております。 ですが、福津市にとって事前キャンプ地を誘致することの意義は大変大きいと思っておりますので、この機会は前向きに検討したいと、現在考えているところでございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) まず始めに、体育センターのことを言われましたので、ちょっと体育センターについて触れたいと思います。 確かに雨のひどいときは雨漏りがひどくて、何回も何回も雑巾で拭いたりして使っています。ひどい時には、雑巾を置いたままにして、そこをよけながら使ってくださいと、よく言われますが、やはり大人であっても子どもであっても、競技に集中していたら、そこをわざわざよけて、競技なんかできませんし、スポーツもできません。 これはもう何回も危険性が高いということで、リスクマネジメントができてないんじゃないかということで指摘をしましたが、なかなかないということだったんですが、今答弁の中で、改修工事を予定したいということで言われていましたので、指定管理者も変わることですから、またいろいろ不安を与えてはいけないと思いますので、もし改修工事の日程とか工期、それから予算等が分かれば、お答えいただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 確かに中村議員がおっしゃるように、体育館は雨漏りがひどくなってきております。それで、本当初予算の部分について、津屋崎体育センターの修理を上げております。この津屋崎体育センターは、屋根全面にわたる爆裂の補修と、防水シートの張りかえが必要であり、工期は約2カ月を見込んでおります。 着工時期については、当初予算の成立後に、次期指定管理者であるNPO法人スポーツニュースターと協議の上、決定してまいりたいというふうに考えております。 なお、当該工事につきましては、外部工事でございますので、体育センターを休館する必要はございません。使用可能な状態で工事を進めることができるというふうに考えております。 福間センターにつきましては、今当初予算には計上はしておりません。ここの部分については、屋根全面のふきかえ、断熱防水処理、外壁調査補修ふきつけが必要であり、改修工事は約半年かかると見込んでおります。屋根の撤去、ふきかえ工事の約3カ月間は、体育センターの使用ができませんが、外壁の補修は外部工事のために体育センターの使用は可能だと考えています。 この部分につきましても、今後新たな指定管理者との中で、いつの時期に工事を進めるか。あるいは当然予算を確保しないといけませんので、議会にご承認いただくような運びで取り組んでまいりたいというふうに思ってます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 津屋崎に関しては、内部はそのまま継続して使えるということです。福間体育センターに関しては3カ月使えない時期があるということですが、その間も、一般の市民団体、それから体育協会、いろんなところが大会とかを予定しております。その大会の調整等も含めて、しっかりとやっていかないと、その1年間は大会がなかったと。例えば伝統があって何十回もやっているのに、工事のおかげで1回もできなかったということになれば、ちょっとまたいろいろ市民のスポーツ参画の士気を下げることになりますので、その辺しっかりと協議してやっていただきたいと思っております。 それでは、次はスポーツ施設ではないんですが、公園のほうで、安心して野球ができるかどうかということに関して、ちょっと質問させていただきたいと思います。 公営の野球場について、今現在、公営の野球場で、市内で何カ所あり、その中で硬式野球ができる施設は何カ所ありますでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 市が持っております野球場でございますけれども、こちらはなまずの郷とみずがめの郷、あんずの里にそれぞれの一つずつ計三つございます。 その中で、硬式野球ができるところはみずがめの郷とあんずの里というふうになっております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) なまずの郷は、なぜ硬式野球ができないのでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) やはりもともとが硬式野球として設計されてないというところもございますし、付近にそういったお子さんが遊ぶようなところもあるというところで、軟式野球でというふうに聞いております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) ではここで、軟式ボールの規格変更についてお伺いします。規格が13年ぶりに変わるということはご存じでしたか。もし知ったとしたら、いつごろから知られていましたでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 軟式の公式ボールが変更になるというのは聞いております。予算の資料のほうにもつけておりましたけれども、そういう新しくなるということで、ただ、新公式球の具体的な反発力であるとか、データの具体的なものの資料が示されておりませんので、そういったものを収集する必要があるということで、平成30年度にそういったなまずの郷の防球ネット等の安全対策を行うための詳細設計を計上しておるところでございます。 知ったのは、まさに予算の時期です。たしか11月だったか12月だったか、予算時期にそういうことがあるというのを知ったところでございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) なかなか新ボールということでデータがないということなんですが、実際、新軟式ボールというのが、去年の秋に販売されています。そのボールを使って、実はなまずの郷の球場で、あるチームが、ちょっと練習みたいな形をしたと、試合みたいな。その中で、実はファウルボールがかなり外に出ていったということを聞いておりますが、そういったことは確認されていますでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 具体的にそのお話はちょっと聞いてはおりません。ただ、これも報道によりまして、新軟式ボールは硬くなる。硬化することによって反発力が高まっておるという話は聞いております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) そうです。今までの軟式野球というのは、基本的に硬式と比較したとき、安全性が一番高いと言われていました。ボールが柔らかいということです。また、規格変更というのは、1985年から2005年までで使用されたものが以前あって、それからまた2006年から今まで使っているボールに変わっています。その時でも大体反発力というのは10%ぐらい上がっているんです。柔らかい同士でも10%くらい。それから今度は硬くなるということで、もっと反発力は上がるということも言われています。 ただし、これはまだデータが出てませんので、はっきりとは言えないんですが、ただ今現状、分かっていることといえば、2018年の春季大会から一般の軟式野球大会が開催されます。これは新軟式ボールでオーケーと。それから中学生に関しては、球のサイズが違うのですが、2018年秋からの大会で使用ができるということになってます。 その中で、やはり今現在、春から軟式ボールを使ってやっていいよといったときに、硬式ができるグラウンドであれば問題ないでしょうが、なまずの郷は軟式までしか対応していないということなので、今後それを許可していいのかどうかをお伺いします。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) こちらについては、30年度にその詳細設計を出して、データ収集等を行いますので、そのコンサル等の意見を聞きながら、今後の対応というのを考えていきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) それまでは、試合をしていいということですか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 今のところ、このボールについての詳細が分からないというところもありますので、現状、確認するような形になろうかと思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 先ほどのご答弁の中でも、なまずの郷がなぜ硬式ができないかといったときに、周りに住宅があったり、人が歩けるところがあったり、遊ぶ場所があったりして危ないと。確かにすぐ横もトイレがあります。皆さん多くのかたがそこまで歩いていってトイレ利用されています。 やはり、このまま許可をして、安全が確保できないということであれば、なにかの手だてをしないといけないと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 安全性が確保されないということであれば、やはり軟式の使用球の制限でありますとか、対象となる団体、例えば中学生までとするのか、そういった制限というのは出てこようかと思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 早くからこの規格が変わるということが分かっていた段階で、もうちょっと早目の検討が必要だったんじゃないかなと。体育館の雨漏りにしてもそうです。危険があるのに、そこを予算がないから放っておいた。逆に使用禁止にしたほうがいいんじゃないかというふうに思います。 なにかあったときの過失を認めた場合、市の責任になると思うんですが、そういった場合はどうでしょうか。お考え。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) そのスポーツ施設における過失と申しますのは、直接的になにかそこで施設に瑕疵があってという話になりますので、使用球については、なかなかその辺の判断というのが、この場でどうだというのはご返事が難しいところでございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 体育館にしても、雨漏りしていて、そこを使用させて、滑って転んで亡くなったとか、野球もそうです。硬いボールを使用許可を出しておいて、外に飛んでいって、頭に当たって亡くなったとか、そういった場合は市の責任になると思います。そこを使用させた、使用許可を出した。しっかりとそういったリスクマネジメントができるようにやっていってほしいと思っております。 特に、もしデータが出て、ネットを高くしないといけないとか、強度を増さないといけないということになれば、ぜひ硬式野球ができるぐらいの安全性が確保できるぐらいのネットをつけたほうがいいんじゃないかと思っております。 なぜなら、また軟式ボールの規格が変わる可能性もありますし、実は軟式ボールというのは日本独自のものなんです。ほかの海外にはないんです。ということは、日本軟式野球連盟というのがありまして、そこがあるものですから、強く残しているんですが、もし今後硬式だけとなると、もうなまずの郷の球場がソフトボールしかできなくなりますので、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 福嶋都市整備部長。 ◎都市整備部長(福嶋良和) 発表されました軟式の公式球のデータが、数値的なデータを収集するわけですけれども、その際に、十分でなければ、硬式球のデータを引用するということも考えられます。 ただ、硬式対応ということになりますと、現在なまずの郷は、年間300件以上軟式の試合が行われておりまして、やはりほかの二つのみずがめの郷、あんずの里は逆に硬式野球が多いというような状態で、施設については利用のすみ分けができておりますので、安全対策は別としても、利用としては今のままではいいのではないかというふうに考えています。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 分かりました。次にプールに関することです。 以前から何度となく質問を続けておりますが、実は、特に長野県松本市におけるプールに通うことで健康寿命も延び、さらに社会保障費の抑制にも成功していることや、マタニティからベビー、高齢者や障がい者のかたがたなど、幅広い年齢層と日本の人口の約3割がプールにかかわっていることなどは、ご説明しております。 さらに、親御さんが子どもさんに習わせたい習い事ランキングで5年連続1位というのが水泳になっております。 ここ福津市は、公設も民設もプールがございません。6万3,000人を超えました。7万人に向かっていくような感じで、勢いよく人口も伸びております。 しかしながら、近隣の状況を見ると、古賀市にしても、福津市よりも人口が少なくて、また人口も伸び悩んでおりますけども、それでも五つのプールがあります。宗像市も四つのプールがあります。福津市はプールがございません。 その中で、本当は需要が伸びているんです。というのが、なぜ古賀市、宗像市にどんどんプールが増えているかというと、福津市在住のかたがたくさん泳ぎにこられていて、もうプールの中が満員状態です。それで、新しく支店を作ったり、新しい企業が参入してきて、プールを作って、それでもやはり多くて泳ぎづらいということで、結構クレームもあるということを聞いております。 なぜ、福津市にプールがないのでしょうか。魅力があるまちなのに。これはプールが実は福津市に作りたいという業者がいるんです。だけど、プールを作る土地がないと言われます。いろいろな調整がかかって、作れないと。水の問題もありますし、そこをクリアできれば、来たいなということは言われてます。 百歩譲って市が作る必要はありません。企業誘致をして、しっかりとプールを作ってほしいなと思います。 以前も言いましたけども、高齢者のかたも以前は自分で車を運転して古賀市、宗像市のプールに行っていたけども、もう年をとって行けなくなったと。そうしたら、足腰がどんどん悪くなって、今はもう病院通いばっかりと言われています。 医療費抑制どころか、どんどん医療費が増えています。 実は市議会議員の中にも、何人かは古賀とか宗像にプール泳がれています。どうも思わないのかなと、福津市で泳げないかなと思わないのかなと思ったりもします。 ただ、一番懸念されるのは、光陵高校のプールを実は市民水泳大会のときに毎年お借りしていました。実は歴史をひもとくと、まだ合併前は、玄海のB&Gの海洋センターのプールを使って市民大会をしました。合併後は福間スイミングクラブ、そこも潮水ということもあり、競技性には向いていないということで、今はもうなくなってますけども、その後、サンピア福岡さんにお借りしました。そこも閉鎖ということで、仕方なく、光陵高校にお借りすることになりました。 しかし、教頭先生からお電話いただきました。今年はちょっと難しいかもと。なぜでしょうか。実は今まで体育の必須科目に水泳を入れていたんですが、来年度からは選択制になると、水泳が。そこで事前に在校生にアンケートをとったら、やはり女性も高校生ですし、水着になるのも嫌だと。男性も着がえるのに時間もかかったりするから、また荷物も多くなるから嫌だということで、ほとんど手を挙げられなかったそうです。だから選択制になっても、恐らく水泳はないだろうと、授業が。ということはプールの水を回さないで、ためたままにしておくということで、常時使えない状態になるということで断られました。 じゃ、市民大会をどうするのか。中学校のプールでいいじゃないかとよく言われますけど、大人が飛び込んだり、下は小学校1年生からやるんですけども、上は84歳のかたも大会で飛び込みます。ちょっと浅いと危険性があるので、やはり高校生が使うプール以上の深さがないといけないということになります。 そうなると今度は、福津市には当然高校が、水産高校はありますけど、あそこは潜る専門の作りになっていますので、競泳はできませんので、古賀市、もしくは宗像市にプールを借りて、市民大会をしないといけないということになります。これは苦痛です。福津市民大会を古賀市、宗像市、ほかの市でやる。 やはりもうそろそろ考えないといけない時期に来ているんじゃないかと思っていますので、本当にプールが必要ないかどうか、市長、どうでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 本当に福津市直営といいますか、公共施設としてのプールがないことに対する遺憾な気持ちは改めましてあります。2点お答えさせていただこうと思います。 それでは、福津市営の直営の公共施設のプールがなくても、隣市の古賀市、宗像市にはスイミングスクール、それからフィットネスクラブ等に隣接したプール、民間のプール施設があるわけでございます。でございますので、福津市といたしましても、今大変足りないと言われているのはホテルだったりします。そういった企業誘致、ホテルの誘致、そういったプールを兼ね備えたスイミングスクールやフィットネスクラブ、スポーツクラブ等を誘致、必要としているということの発信なり、しっかり調査といいますか、そういうことは考えなければならないと、本当にそのように思います。 それから、緊急事態ということで、光陵高校のカリキュラムの中での、その影響ということですけども、今回極めてプール、夏の間もプールが水が入らないという事態が起こっておりますということの中で、お借りさせていただいておりました光陵高校のプール、ここは、ですので、これまで市民大会は協賛、そして後援させていただいておりました教育委員会、そして郷育推進課、福津市もそうです。これまで実施されておりました市民水泳大会の実行委員等、本市と、そして光陵高校は市の学校ではありませんけど、地元の県立高校とまずは話し合いを行い、できないものかということは実行委員会側の立場に立って話し合う必要があるんではないかと思います。それでも極めて難しいということになるかもしれません。 そういった場合は、また別の方法を探らなければならないと、そのように思っています。 いずれにいたしましても、本市にプールがないということでのご不満や、こういった従来行われてきた市民大会が行われないと、そういう事態も発生しておりますので、今後なにかしらプール施設をできるだけ確保できるような、そういった民間のかたに、会社に作っていただくような、そういうことは特に考えていかなければならないと思います。 ただ、現段階で、本当にこのプール施設を新しく市の公共施設として作ることは、なかなか土地の問題もございます。難しいというところはご理解いただきたいと、そのように思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 体育協会も水泳協会も予算がない中で、本当に間借りしながら、大会運営やってきましたけども、よそで借りるとなると、かなり高額になると思います。予算がなければ、大会を中止しないといけませんし、先ほどいろいろな協議、話し合いということでありましたら、5月が大会実施要項の締め切りになっています。あと1カ月ちょっとしかないので、早急に進めていただきたいと、切に願っております。 次に、小さな2点目の東京オリンピック、パラリンピックの事前合宿誘致の件ですが、今までなんか働きかけをしましたでしょうか。お答えください。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 直接相手国ということでございません。現在キャンプ地を誘致するかどうかの検討中でございます。選定条件がいろいろございますので、そういった内部で検討して、本市で本当にやるべき種目、地域、国とか、そういった部分を説明しないと、広く市民のかたがたに納得いただくような形で説明する責任がありますので、そういったところで、今検討中でございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 今、検討段階ということですが、誘致するかどうかの、プールがないので、恐らく水泳の競技は誘致しないと思いますが、ほかに福津市でできるスポーツで、誘致を考えられるものがあったらお答えください。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) まず、なまずの郷にございますアーチェリーがございます。それから福津はやはり海という部分がございますので、セーリング、あるいは光陵高校、それから津屋崎中学校の体育館はウエイトリフティングがございます。それから、同じ海でトライアスロン、こういった部分が福津でふさわしいんではないかというふうには思っているところでございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) そうですね。種目が限られていますので、先にやはりそういった競技をする国が誘致を望むかどうか、そういったところの情報を先にとってほしいなと思っております。 例えばこれは、競技別もありますけど、国になります。例えば受け入れが困難な国があるんです。余り言えないです。そういう国がありますので、そういった国が手を挙げたときは、受け入れが可能かどうか、お伺いします。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 受け入れが困難というより、まず、選定、本市の選定条件として、こういったことで考えております。まず、なぜその国や地域なのか、そしてまたその競技なのか、市民のかたが納得できること。その競技が市内施設で実施可能であるかということ、それから特定の選手や国、地域を応援することで、市民の一体感が醸成できるように、オリンピック、パラリンピックの本大会出場が見込まれること。それから大会後も引き続き交流が可能であること。それから話題性とか、あと誘致にかかる経費も当然問題になってくると思いますので、こういった部分を総合的に考えて検討したいと思います。 今、議員提案の中がありました、当然そういった国のあるいは地域のかたがたについても、検討はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 誘致がもし決まったとき、宿泊施設はどうされるんでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 個別の部屋というのはなかなか難しいというのはありますので、本市の部分につきましては、幾つか旅館等あるいは宿泊施設、または今ございますのが、グランピングという部分をされてることもありますので、そういった含めたところで、市内各旅館あるいは海の家、海の家は非常に厳しいかなと思いますので、そういった部分で、可能であるところを見つけていきたいというふうに思っています。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) いずれにせよ、本気で事前合宿地の誘致をするのであれば、スピードを上げて取り組んでいただきたいと思っております。なかなかトップアスリートを身近で見れる環境というのが少ないと思います。私も、実際、ソウルオリンピック、知人が出ましたので、一緒に見に行きましたし、体操のアテネで金メダルをとったチームの何人かは元同じ同僚で、目の前で演技とかも見させてもらいましたけど、やっぱり超人です。人間離れしています。ジャンプ力も全然違いますし、泳ぐスピードも全然違います。そういったものを目の前にして、皆さん見られると、自分も頑張ったら、こうやってオリンピックに出られるんだとか、そういった夢と希望を持てるようになりますので、早く取り組んでほしいと思っております。 県内でも誘致が決まっているところはもうあります。レスリングとか決まってますので、そういった自治体に出向いて、どうしてどうやってこういうことができたのかというところも勉強してほしいと思います。それが可能かどうかというところと、また世界遺産を推進したときも、その専門部署ができました、推進室が。そういったところで、チーム福津として、しっかりと推進窓口というか、部署を設置して取り組んでほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 本件につきましては、実際に誘致に取り組むのは自治体ではあります。市町村ではありますが、福岡県も大変力を入れておりまして、福岡県のほうがいろんな情報を集めてきてくださったり、あるいは誘致に関するあるいはプロモーションに関する財政的な支援のプログラムもありますので、そういう情報を得ながら、今進めております。 県内で既に決まっているところは、今回の東京オリパラ以前に、もう北京の時から受け入れた実績があるとか、あるいはご存じのように、飯塚市のように、20年も世界車椅子大会を開いていて、そして今回、車椅子を呼ぶとか、実績があるところがほとんどのところでございますので、先ほどのご質問でご指摘があったように、スポーツ振興で、なかなかこれまで実績がない福津市が取り組んでいくのは、課題も大きいんですけれども、それだけにおっしゃるように、情報収集に今担当職員が全力を挙げておりますので、その途中経過を今後一緒にご報告させていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 国内のオリンピックということであれば、前回約56年前です。もし同じサイクルで56年後に来るとしても、私は市議会議員の中で一番若いんですけれども、56年後は多分いないと思いますので、ぜひ今度のオリンピックは命をかけて取り組んでほしいなと思っております。 では、次、お願いします。 ○議長(椛村公彦) では、2項へ移ります。2項の回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、福津市立大和保育所についてです。 小さく3点です。まず基幹保育所としての役割についてということであります。 大和保育所の基幹保育所としての役割について。基幹保育所とは、保育サービスの提供に加え、福津市全体の保育水準の向上や子育て支援の充実に貢献する役割が求められていると、そのような位置づけではないかと私は考えます。 障がいを持った児童の円滑な受け入れについても、これからますます重要になると思われます。大和保育所では経験豊富な保育士が長年培ってきたノウハウや知識により、障がい児と健常児が共に過ごす統合保育だけでなく、開所当初から取り組んできた専門家との連携による適切な対応を進めてきた歴史があります。 これらのノウハウを他の保育施設につなげることができれば、また研修会なども開催してまいりました。これが基幹保育所ではないかと思います。 また、大和保育所が基幹保育所として今後も引き続き福津市の保育のサービスや子育て支援の中核的な役割を担っていただけるために、新年度の予算委員会総括質疑でも何度かお答えしておりますが、平成30年度は福祉サービス第三者評価というものを実施、審査を受けることに予算計上をお願いさせていただいております。 公立保育所が率先して第三者の評価を受けることにより、良質かつ適切なサービスを提供する。そしてそれが市内のその他の私立の保育所への審査を受ける受審を促し、福津市全体の保育サービスの質の向上に結びつけたいと考えているということです。 もう1点、新年度の新しい取り組みといたしまして、医療的ケア児について、これも予算計上させて。医療的ケア児とは人工呼吸器を装着している障がい児、その他の日常生活を営むために、医療を要する状態にある障がい児のことですけれども、その医療的ケア児につきまして、その保護者や児童が保育所利用を希望される場合に、受け入れることができる保育所の体制を整えるために、市が雇い上げた看護師を、医療的ケア児の受け入れを行う認可保育所に必要に応じて措置するということです。 今ご紹介いたしましたように、この2点を新年度では予算、お願いいたしまして、基幹保育所としての役割を担う、そういう一つの旗印にしたいと、そのように考えているところです。 それでは、②の専門職員の配置と必要人数についてであります。 先に結論から、必要人数というのが本当に難しいところです。ですが、一応現状をお話いたします。現在大和保育所の職員配置は、園長、主任保育士とゼロ歳児から5歳児までの7クラスに、それぞれ正規職員の保育士を二人ずつ配置しております。 保育基準では子どもの年齢により配置しなければならない保育士数は決まっておることはご承知のとおり、またこの開所日が週6日、1日の開所時間は12時間ということになっておりますので、園長、主任保育士を含めた正規職員16人に加え、臨時保育士8人と非常勤保育士19人でシフトを組み、日々の保育は行っているというのが現在です。 また、給食調理員につきましては、入所者数41人から150人までの施設の場合が、常勤調理員を2名配置することになっております。 そして、現在正規職員の調理員3人、臨時調理員6人のシフトを組み、月曜から土曜までの昼食、おやつの提供を行っております。 このほかに基準では定められてはおりませんけれども、非常勤で栄養士さんを一人、看護師さんを一人配置しております。 今のお答えが必要人数についてお答えできているかどうか分かりませんが、現状とそして法律の中でしっかり担保されている、法律に違反しない人員の配置になっております。 それでは3番目です。保育士の採用方法についてでございます。平成29年度末で定年退職になられました保育士さんがおられますので、欠員補充のためにということもありまして、本年度、保育士さんを募集いたしました。 その試験区分は、ご承知と思いますが、行政事務でありました。かつ生年月日が平成元年4月2日以降お生まれの保育士資格保持者。行政事務でありますが、保育資格保持者ということで、募集を行わせていただいております。なお、結果でございますけれども、この試験結果によりまして、残念ながら採用までには至っておりませんという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 以前、福津市行財政集中改革プランの見直しについての請願では、私も市長も議員時代、紹介議員として携わりましたので、やはりしっかりと見届けないといけないということを強く思っております。 その中でも、答弁にありましたように、基幹保育所としての位置づけをするならば、いろんないいことをされていました。取り組みとして。ただし、それを市として保育所のほうになにかアドバイスなり指示なりしたことがあるでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 市が大和保育所に対して、基幹保育所としての役割を十分果たせるように指示をしているかというご質問でございます。 具体的にどのような指示をいつしたかということについて、私のほうは詳細は把握しておりませんが、課長のほうと、それから大和保育所の園長とか主任などとの連携は十分果たしております。その中で、いろいろ課題について協議はしておりますので、当然基幹保育所としての役割についても、協議する中で指示が出ているというふうに認識しております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) どうも、私が保育所の職員さんたちと話をする中で、なんか市役所の職員と一線を置いているような感覚があります。大和保育所の保育士さんも市の職員です。一緒になって考えることが必要だと思います。 主任さんから聞いたから、主任さんに言ったからじゃなくて、みんなで取り組まないといけない。特に今、子どもさんが増えてますから、そういったところは、問題もたくさん発生している。課題も多くなってくると思いますので、しっかりと指示なりアドバイスなりをしながら、一緒に結果も見ながらやっていただきたいと思っております。 今度、行革プランの中で、やはり不安を抱えています。職員さんもそうですし、保護者のかたも、不安を持っております。しかし、待機児童も増えているんですが、高校で例えるなら、義務教育ではないのに、公立高校の必要性を言われます。私立だけでできるのになぜしないのでしょうか。保育所も一緒じゃないですか。民間と公立があって、民間がどんどん頑張ったら、公立要らんよねという話になりそうなんですが、周りはそうじゃないです。公立の必要性というのが言われています。この公立保育所、大和保育所を第1希望として入園するかたの希望の理由とか、聞いたことはありますか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 大和保育所を希望されるかたの理由というところでは、すみません、私のほうは直接伺ってはおりません。ただ、議員おっしゃるように、やはり公立だからということで、安心感を持って希望されているんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) その安心感というのは、どういうところから安心感という言葉が出るんでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 公立であれば、当然保育の質でありますとか、職員の質でありますとか、そういうところはきちんと担保されているだろうというふうな思いを、市民のかたは持ってあるんではなかろうかというふうに考えています。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 質だけでしょうか。違うと思います。民間の保育所も質は高いです。保育士さんたち、本当に勉強されて頑張ってます。 ここで言いたいのは、保育士さんの平均の勤務年数です。以前も言ったように、大体民間の保育所は平均9年前後ぐらいです。大体結婚されて辞められるか、男性職員であれば、ご家庭を持ったときに、この給料じゃ家族を食べさせていけないということで、渋々辞めていくというかたがおられると聞きます。 公立はどうかというと、男性職員が多いです。何人かおられます。長く続けてあります。実際、いろんなところで調査すると、公立保育所で働かれているかたの定年までの勤務日数というのは大体40年前後です。皆さん、フルで働かれています。結婚されてもなにしても、働かれています。 つまり、保護者としても、ずっと同じ顔があるので、安心して相談もできやすいと、しかも年配の先生もおられるので、若いお母さんたちも頼りにして相談ができる。それから、子どもさんたちにしてもそうです。顔がずっと一緒なので、安心して通えると。これが急に変わると、なかなかなつかないです。慣れるまでに時間がかかります。 今、正規職員の数も、先ほど言われていましたけども、16名で14名がクラス担任を持ってますが、正式には16名いるので、マイナス2名に今のところ、算出上はなっています。ただしそこを補うのに、手厚い臨時職員等を充てているということになりますが、このかたたちも、任期つきですので、例えば1年更新とかなったときに、もう辞めますというかたもおられます。そうすると、継続して保護者のかたが、なんで辞めたと、なんかあったとという話になるわけです。公立なのに。 そこはしっかりとやはり充てれるもの、例えば最低2人減ったとか、去年減ったとか、今年度一人辞められる。来年度どうするの、採用試験では通りませんでした。じゃ補充がないと。働く側も不安なわけです。一人マイナス、正規職員がとなると。そこはしっかりと公立としての役目として、手厚い補助なりしないといけないと思います。そこでは正規職員が一人マイナスになれば、一人ちゃんと補充するという形をとってほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 退職に関する補充の問題でございます。現実問題、本年度におきましては、正規職員の定年が出ておりまして、それに対して、現実問題としては、今現在のところ不補充となっております。 これにつきましては、定年退職に伴って、一般行政職の保育士資格を持った職員の採用というので募集いたしてはおったんですけども、残念ながら、市長答弁で申しましたように、合格に至っていないということでございます。 なお、その後、任期つき職員をいうことで、募集いたしましたが、応募してくるかたがいなかったという事実もございます。 ただ、やはり保育士資格を持った、最低でも任期つき職員の確保というのは必要というふうに考えておりますので、4月以降、また早い時期に応募をかけて、任期つき職員の採用をということで、今のところ考えておるところでございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 現実、現場はまいっているんです。なぜ採用試験に行政事務の試験で保育士の資格を持っているかたを受験要項に入れたのか、その辺のお考えをお願いします。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 行政事務職ではなく、保育士の専門職として募集したほうがよかったんではないかというご質問だろうと思います。 当然、それについての応募も試験委員会という場所では検討はいたしております。しかしながら、試験委員会の結論といたしましては、将来、児童数が増えるわけでもないのではないかと。将来必ず減少する時期が来るのではないかというときに、そのときには、やはり公立保育園の定数を減らして、対応するのがいいのではないかというふうな意見もございまして、そうなりますと、保育士の人数が余ってくるということになります。 そうなりますと、やはり一般職への職変というのを考えたときに、やはり今の状態としては、一般行政の力もある程度持った保育士を採用したいというのが、試験委員会としての結論で、それを市長に答申し、そのような試験形態になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 非常に残念だなと。遠い将来を見るのも大事ですけど、今現場が現状困っているときに、すみません、試験落ちましたので、行政事務の試験でとなったときに、現場はどう思いますか。保育士採用の試験じゃなかったの。ただ資格を持っているけど、行政事務を将来できるように、職変があったときにできるように、そのための試験だったんだよと言われたとき、どう思われますか。現場で働いていないと、そういう感覚になるんじゃないかなと思います。机上の空論じゃないですけど、数字だけ合わせればいいのかなと。違います。 逆に児童が減ってきたらどうするのか。いろいろ手だてがあります。実は民間の保育園は児童数が減ってくると、当然雇えなくなるので、やっぱり閉園とか考えていったり、縮小という形になっていきます。そうしたときに、また保育士不足とかも出てくるでしょう。そういったときに、出向という形で、民間のほうに、例えば人件費の半額を一人分を民間から出して、市から半分出して、でも市の職員だよというふうな位置づけで採用したりとか、運営で回すとか、そういったことも考えられます。それは先の話です。なぜかというと、児童数が頭打ちになるというのは、10年以降です。恐らく。それを今の段階で考えるのかというところも、一つ疑問に思います。 例えば3年前とか4年前になってそういうことを考えるとか。それから今度退職者、例えば定年退職になるかたが、その何年か後に何人いるのか。そこの計算をした上での採用試験だったら、まだ納得ができますけども、遠い先の話をそこでされると、やはりちょっときついなと思っております。 今後、例えばつい先日の予算審査特別委員会でも、専門職、技術職の試験の方法について、いろいろ質疑ありましたけども、その中で、SPI試験も今後導入する予定であるということも言われていました。 しかしながら、これも実は対策本っていっぱいあるんです。参考書も問題集もいっぱいあります。点数をとろうと思ったら簡単なんです。このときはこの答えを出せばいい。みんな勉強していきます。それよりも、こういう技術職とか保育士、資格の必要なものに関しては、現場での実技試験というのが必要かなと私は思います。 例えば設計士であれば、設計を実際させてみる。そして違う設計の図面見て、指摘をしたりとか、いろんな考えを述べてもらうとか。保育士であれば、当然現場に行って、子どもを見てもらう。一緒にそこで保育士さんたちと評価をするという形も必要じゃないかと。 私も体育の教員の免許を持ってますけども、受けたくても、ハードル高いんです。専門職の人、専門職の勉強を一生懸命やりますから、一般行政職の試験の内容なんて、なかなか勉強できないです。それ試験のときにやれと言われても、やっぱり応募しないです。はなから。もう無理だな、難しいなと。それよりも現場でしっかり働いてくれる人を採用できるような試験内容にしてほしいなと思っております。 今、福津市は、本当に児童数も増えてきて、待機児童も増えてますので、その辺もしっかり加味して考えて、短期、中期、長期としっかりと考えていってほしいなと思っております。 来年度の大和保育所の正規職員としての保育士の、正規職員としての追加募集をしてはどうかと思っております。これができるかどうか、それとこれまでの大和保育所が果たしてきた基幹保育所としての役割の実績、それから評価されるところ。そして今後期待する基幹保育所としての大和保育所の将来ビジョンを市長に最後に伺います。 ○議長(椛村公彦) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 順序が少し逆さになりますが、まず先に大変重要と思いますので、今後期待する基幹保育所のあり方です。第1答弁でも申し上げましたように、基幹保育所としての役割に対する思いがありますもので、新年度は新たな二つの事業をつけたわけです。基幹保育所としての機能重視ということであります。 つまり、しっかり質問の中にもございましたように、私立保育所、認可保育所とのしっかり緊張関係と、それぞれ切磋琢磨という点からも、市立の保育所があることは、大変今の福津市の人口が増えている状況の中でも、重要だと思っておりますし、高校の例を挙げられましたけれども、公立保育所、保育士さんの処遇につきましても、今本当に保育士さんのなり手がない。賃金が低い、そういった状況、それは全国的な状況ですけども、公立保育所、私立保育所の保育士さんの賃金がやっぱり、私立保育所に比べまして高いわけです。つまり保育士資格を持った人たちが、あるべき賃金体系のベースライン、全国で全く公立保育所がこの世の中から全国全て消えてしまいますと、その基準もなくなります。 公立保育所のなり手不足の大きな原因となっております賃金体系等のところを、本市が一つ公立保育所を持っているという、そういう福津市の意思です。保育所運営の、保育所運営というか、就学前の子育て、そういうことの位置づけでも基幹保育所の大切さというのは、本市が今人口がどんどん、また子どもが減っているところはまた別なんですけども、あると思っています。 さまざま意見がございましたが、そういうことで、基幹保育所としての機能重視は、しっかり考えていきたいと思っています。 それとあわせましてというか、ある程度ラインを引かせていただきたいのは、そうは言いましても、これからあるべき公立保育所のあり方でございます。大和保育所の保育士さんも含めまして、本市の職員であります。行政職員というか、公務員としての保育士、つまり今回の募集に行政事務を加えましたのも、今後子どもたちが減っていくという、それだけの理由ではありません。やはり基幹保育所として公立の保育所として、しっかり保育所を取り巻く制度改正、国の動向、そういったこと、つまり行政的な知識もしっかり踏まえ、将来的には保育士の経験を積んでいく中でも、行政マン的な感覚でも保育所運営に通じて一言もあり、知識があり、そして例えば講演をしていただくような、そういった質の高い保育士を採用するということでも、改めまして保育士だけに特化した資格でなく、行政事務というのを担わせていただいた募集を行ったわけです。 今後、福津市は本当に現段階、現場は本当にきゅうきゅうということはここもお聞きするとこでありますけども、やはり民間の保育所と比べましたら、渉外事務を対応しておりますので、それなりに配置は多いですけど、民間から比べますと本当に充実した体制になっております、本市はですね。 その中でも、特にキャリアを持った保育士さんがおられる、本当にキャリアを持った保育士さんが今回外部評価を受けていただきますけども、本市の保育士が講師として行き、民間の保育所さんとも連携をとりながら、保育士全体の質を上げていく。また、アドバイザーになっていただく、そういった人材育成の場といたしましても、この基幹保育所として役割を担っていく、そういう施策を考えております。 直接的なお答えには少し遠回しになっておりますが、正規職員だけを、しかも保育士だけの資格を持ったかたを1名確保するというのは、ここはもうこれは職員もありますが、職員組合側と、管理職側のですね、その場ということも考えられますし、基幹保育所としての位置づけはしっかり担っていくということを、そういった決意で運営してまいりますので、今後とも現場の保育士、保育所とも意見交換させていただきますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 中村議員。 ◆1番(中村清隆) 民間の保育所も賃金体系に関してはかなり厳しいところでやっております。運営上、例えば近隣であれば、パートさんは時給820円プラス交通費は1km10円という計算で、それ以上上げると103万円の壁が出てきたりします。なかなか資格を持っていると、時給を上げてほしいというのもあるんだけども、103万円以上になると、今度は時間を減らしてくれというような体系になって、なかなかフルで働いてくれるかたはいないと、そういった状況も踏まえて正規職員の必要性、それから賃金体系の確保というのはしっかりやっていただきたいと思っております。 それから、先ほど市長が答弁しましたけども、行政の事務の感覚を持った運営ができるような、指導のできるような保育士ということを言われましたが、その辺の説明をしっかりと保育所内でも定着させることも必要ですし、そういったかたが応募するように今度は短大や大学、資格を受けるための勉強をする学校に働きかけるというのも大事かなと思っておりますので、その辺もあわせてお願いして、私の一般質問を終わります。 以上です。 ○議長(椛村公彦) 以上で、中村清隆議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とします。再開は午後1時とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後0時8分            再開 午後1時0分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(椛村公彦) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 16番、硴野九州男議員の一般質問を許可します。硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 16番、硴野でございます。それでは、質問をする前に、この内容の答弁書が議員全員に議員控室のボックスに配付されましたが、取り下げようと思いましたけれども、せっかく質問を作成しましたので、読み上げさせていただきます。 一般質問の具体的な項目に触れる前に、一言問題提起をしたいと思います。 それは、今日の社会現状について触れておきますが、民間の問題ですが、ミスは行政にもあるわけであります。昨年、日本を代表するメーカーの不祥事が相次いで明らかになりました。 ある大手自動車メーカーでは、出荷の前の車両を無資格の社員が検査して、資格のある社員の印を押して検査を済ませていた。また、某大手鉄鋼メーカーでは、航空機や自動車に使われる製品を検査データを改ざんして不良品の良品として偽って納品していたが、悪質でない、それで。ということで、やらなければならないことを手抜きをして行われなかった結果が、ものづくり大国日本の信頼を失墜したということで、大きく新聞で報道されました。まさしく唖然とするものであります。 国民の信頼を得るに時間はかかるのではないかと、さらには真面目に一生懸命にやっていた人まで傷つけてしまい、責任は重いと思います。 ところで、本市の1月16日の新聞報道の内容について、全員協議会でケアレスミスにあり、失態は悪質ではなかったとの説明を受けましたが、私も正直なところほっとしているところであります。 今、福津市は全国的にも住みやすく環境のいいまち、日本でも上位に住みたいまち、入居者も増え、環境もすばらしく、安心安全のまちですと報道されております。 若いかたたちが安心して福津市に住みたい、まちとして人口がどんどん増えつつあるまち、6万4,000人近くもなりましたが、このたびのマイナスのイメージの新聞報道は水を差すものであります。 一番大切なとき、安心して福津市に住みたいとして発信する源、職員の信頼であります。市長さんは行政経験も浅く、職員との本音の交流も少なく、人生経験としても苦労されていない市長さんだと思いますが、したがって、今後の対策を立てていただくためには、理想の世界ではなく市民本位の市政、足元行政はなにか、市長と職員の一体化ではないかと思いますが、すばらしい副市長も迎えています。トップダウンで方針を出すのではなく、職員の皆さんが自ら考え、自らチャレンジする職員のあり方が能力アップに向けて、グループ討議をして、市民に信頼される職員として一同が心してスタートしていただくための、次に具体的な項目について質問をいたします。 福津市正規職員給与の源泉所得税納付の漏れと今後の対策についてでありますが、1月16日の新聞に、「福津市未払い5,000万円納付、昨年の職員給与所得税」と報道されました。 本市が人口増を含めたプラス思考のまちづくりを行っている中、この行為に対して市民から「なにをしているんだ」と反響がございました。 この問題については、どのように対応したのか、また、今後の対策はどのように検討したのか、本市では人材育成基本方針を策定している。そこで、次の項目についてお伺いしたいと思います。 一つが、市民目線を忘れず、市民とともに働き、市民に信頼される職員を目指し、育成はどのように行っているのか。 二つ目が、高い専門性や責任感を備えた職員を目指した育成は、どのようなカリキュラムで実施しているか。専門性の高いケースワーカーなどの適正配置及び育成について、検討されたのかどうか。 三つ目が、改善意識や経営感覚を持って多様なニーズに応える職員を目指した育成をどのように行い、実践をしているのか。特に職員提案制度についてもまたお答えしていただきたいと思います。 四つ目が、チェック・点検できる業務マニュアルが準備されておるのかどうか。 以上、よろしくご回答お願いいたします。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) では、回答です。原﨑市長。
    ◎市長(原﨑智仁) それでは、ご回答申し上げます。 まず初めに、今回の職員給与の源泉所得税納付漏れ問題につきまして、市の信用と、そして信頼、名誉を傷つける結果になってしまったこと、改めて市民の皆様に深くおわび申し上げる所存でございます。 今後は、このようなことが繰り返さないように再発防止と市政の信頼回復に向けて全力で取り組んでまいる所存でございます。誠に申し訳ございませんでした。 それでは、ご質問細かく4点につきまして、順次、お答えさせていただきます。 源泉所得税納付漏れ問題についてどのように対応したのか。問題発覚後、既に未納分の納付は行いまして、監査委員さんによります事実の確認と、原因についての調査が行われ、その結果、職員のケアレスミス並びに組織としてそれをチェックする体制ができていなかったことが原因であるとの報告が監査委員より受けたところです。 その後、不納付加算税と延滞税、この二つの不納付加算税と延滞税、合わせて291万8,700円の納付書が2月28日に届きました。この分につきましては、職員の寄附により第三者納付という形で今月、3月9日に全額納付させていただいたところでございます。 次に、今後の対策につきまして、会計課、それから監査事務局、そして総務課におきまして再発防止策を検討し、チェック体制の強化や業務マニュアルの作成など、大きく5項目を挙げまして実施していきたいと思っております。 続きまして、人材育成に関する職員の育成と育成カリキュラム、ケースワーカー等の適正配置及び育成について、あわせてお答えいたします。 本市の人材育成基本方針というものの中では、目指すべき職員像としまして、「市民の目線で課題を発見し、市民ニーズの実現に向かって取り組む職員」や「市民から共働のパートナーとして信頼される職員」、また、「職務に責任感を持ち、市民満足度の向上を目指す職員」等が挙げております。 これらは本市のみならず、地方自治体の職員にとりまして共通した目標だと考えているとこでもあります。 したがいまして、その目標像に向けた職員育成としましては、地方自治体職員の専用研修施設でございます福岡県の市町村職員研修所というところでの研修を中心とした研修プログラムを現在も組んでおります。 この研修所におきまして、階層別研修として新規採用職員研修、それから一般職員研修、また新任係長研修、新任課長研修などのカリキュラムがこの研修所で組まれておりまして、本市福津市でもこのカリキュラムに沿いまして各研修を受講させております。 また、ケースワーカー等の適正配置というものにつきましては、限られた人員の中になってきておりますけども、福祉課を含め各部署の業務量などを勘案しながら適正配置に努めておるつもりであります。 もう一つ、ケースワーカーの育成につきましては、ケースワーカーの初任者研修と位置づけられている厚生労働省が主催となっております生活保護担当ケースワーカー全国研修や、福岡都市圏生活保護研修協議会というものがございますが、これが主催の新任ケースワーカー研修並びに合同ケースワーカー研修などの研修を受けさせ、育成に努めているところです。 続きまして、③番の職員提案制度を使ったご質問、この職員育成についてでありますけども、この職員提案制度は、職員の市行政の参加意識の高揚と能力の向上を図るという目的でもって、市行政の能率的な運営及び行政サービスの向上に資することを目的にされた制度でございまして、硴野議員ご指摘のとおり、職員の育成にも寄与する制度という位置づけです。 しかし、残念ながら毎年度毎年度提案があっているわけではない。よって、今後はこの制度の活性化に向けまして、さらなる制度の周知、そして特定課題について提案を募集するなど、積極的に提案募集を働きかけていきたいと、そのように考えているところです。 また、本制度の見直しを含め、職員が提案しやすい環境づくりなども検討する必要があるんではないかと考えております。 それでは、最後④チェック・点検できる業務マニュアルについて。 冒頭の源泉所得税納付漏れ問題に対する再発防止策についてお答えさせていただきましたとおり、チェック体制の強化や業務マニュアルの作成は重要と認識しております。地方自治体の業務は、総務、民生、農林水産、商工、土木、教育など多岐にわたっておりますので、それぞれの業務に合ったマニュアル作成が必要となってきますが、人事異動や担当職員が病気休暇などに入った場合でも、業務に支障が出ないように各部署において業務マニュアルを整えていかなければならないものと、そのように考えております。 以上であります。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) それで、具体的な内容について質問させていただきますが、まず、不慣れな正規職員と報告された上司を含めてチェック機能や、グループに対して仕事の進捗状況報告が、さらには問題点について、副担任者もいるはずなのに、どうしてそういうミステークが出たのかどうか。 例えば、私どもが福津市の市民部の市民関係についての事務分担表をいただきました。これにはそれぞれの課長さん、係長さんが項目について担当者がありますが、その横には副担当者というのがずっとついているはずなんですね。にもかかわらず、どうしてミステーク、そういうことでチェックができなかったんかなというところが一つの疑問であります。 もう一つは、職務権限の課長は会計管理者の命を受けて課の事務を把握して、所属の職員を指揮監督すると、平成17年1月から規則が施行されまして、平成19年4月収入役が退任し、施行されているはずですが、職務には不備を感じなかったのかどうか。普通であれば、この収入役がおってチェックしていたんでしょうけども、19年以降は収入役がいない。 では、副市長さんがそれをチェックしていたのかどうか。たまたま副市長が今は就任されていなかったので、そういう状況にあったのかどうか、この2点ほどまずお答えしていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) まず、1点目のご質問でございます。 上司を含めてチェック機能等は果たしていなかったのはなぜかという話でございます。問題については検討などはしていないのかというふうな話であろうかと思います。 基本的には、日常の業務に関するさまざまな課題や問題点をその都度上司に報告並びに連絡、相談、いわゆるホウレンソウがなされておるというふうに思っております。 また、これは課にかかわらず、係内においても同様であると思っております。 また、業務の進捗等につきましても、上司のほうからあそこの業務はどうなっているのと、また、あとどれぐらいででき上がるのとか、業務の末日を意識しながら部下と話すということは日常に行われているものと思っております。 また、加えまして、課によっては異なると思いますけども、課内会議を開いて課の問題等を共通認識を持つというふうな会議も行ってはおります。 ただし、会計課におきましては、4人の職員ということで全体の課内会議という名目を持ってはやっていないということではございますが、4人体制なものですので、常時会話をやっておるというふうに聞いております。 それから、副担任制の話でございますが、会計の業務においても、副担任制というのはございます。副担任制というのは、主担任がいない場合等々において、副担任がするというふうな業務になっておりますので、チェックという機能はあくまで上司がするというふうになっておりますので、今回のこのような問題は先ほど申しましたようにケアレスミス、いわゆるチェック漏れということが原因になるだろうというふうに思っております。 また、特別職の収入役から一般職の会計管理者にかわって問題はなかったのか、会計管理者へ副市長がそれを代行するのかというご質問でございますが、自治法上、特別職の収入役は一般職の会計管理者に任せるというふうな感じになっておりますので、会計事務におけるトップはあくまで会計管理者でございまして、副市長にはいわゆる裁量権というのは持ち合わせておりません。 で、自治法の改正によりまして、会計管理者が新たに収入役にかわり会計事務の最重要責任者となっておるわけでございますが、今回のこのような事務処理の誤りが発覚するまでの約10年間につきましては、一般職の会計管理者になったことによって、なにか支障があったという事実は聞いておりませんし、そのような報告も受けておりません。 そういうことからしまして、10年間においては、事務は円滑に行われてきたというふうに認識をいたすところでございます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 先ほど議員控室に各ボックスにお配りになりました市会議員の皆様ということで、この内容を説明していただきたいと思いますが、この中でマニュアル作成をこれからやりますよと、普通民間企業であれば、こういうようなマニュアルは作って、どういう状況でどうするかというのはちゃんとそういうセクション別に作っているはずですし、また検討しております。 今さらという感じがしますが、この関係についてもう少し触れていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 各業務において、いろんなマニュアルは存在をいたしております。 今回の歳計外現金の支払いにつきましては、マニュアルがなかったということでありましたので、今、一般のマニュアルの中にその問題を追加するというふうな感じでマニュアルの作成をやり直しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) それから、研修関係で予算編成がそれの中で出ておりましたが、270万の予算が出ておりまして、資料もまた出していただきましたけれども、これ見てみますと、ある意味では人員の、300人近くおる人員の中で、限定される、人間の研修のあり方がちょっと限定される。民間から考えますと、これはもう少しある意味では強化していいんじゃないかというふうな感じがいたしましたけれども、特に高い専門職、あるいは責任感をとった職員の育成について、やはり平常から今回の予算書にはアカデミー研修が4万6,000円、市町村研修が6万円、それから国際関係が2名、新規採用含めて26万、そういうこともろもろが計の270万、前年度は249万でしたが、ちょっとアップして研修の費用を上げて頑張ろうという、そういう意識は見ておりますけれども、研修のあり方についてもう少し触れていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 先ほど第1答弁で市長が答えましたように、まず、市町村の市町村研修所における階層別や専門的な研修を受講させております。 加えまして、いわゆるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)、いわゆる日々の業務において先輩が部下に教えるとか、後輩に教えるとか、業務を担当している者同士で教え合うとか、そういったオン・ザ・ジョブ・トレーニング。 それから、新規職員を対象にした先輩職員制度や市長が申しました、議員がおっしゃりました千葉のアカデミーとか、滋賀の国際アカデミーにおける長期間の研修などを受けさせております。 また、人事評価制度を活用いたしまして、本人が目標を掲げた業務を評価する段階において面談をするわけでございますが、その面談の席において上司からの指導やアドバイス、それから本人としての成果の反省なり、どうしたらいいのかという反省点を含めまして、こういったものも職員の能力開発にもつながるというふうに考えております。 また、今回予算若干30万ぐらい上がっておりますけども、これにつきましては、職員の対話力の向上ということを目指して研修を実施したいというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 小さなことですけど、この要求資料の中で、職場先輩制度という研修の中身が入っていますが、これは具体的に言うとどういうことを意味しとるんですか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) この制度は、新人職員が採用されますと、約半年間にわたりまして専属の職員、いわゆる先輩職員を半年間つけて業務からプライベートにかかりまして、いろんな問題を相談しながら解決していく、何でも相談しやすい、いわゆる上司じゃなくて先輩をあてがう、あてがうという言い方はおかしいんですけども、つけて新人職員の能力アップにつなげるという制度でございます。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 民間で言えば聴講制度というような状況でございますが、それで次に、職員の提案制度は予算書にも5万ぐらい上がっておりましたけども、これについてもう少し行政は頑張らないかんのやないかといつも思っております。 それやっぱり自ら考え、チャレンジする意識を目指して職員の能力や専門の開発するための支援の一つの方法だと思いますが、平成19年行政改革大綱の中にも、提案制度が位置づけられておるわけでありますし、市民サービスや財政改善に向けた取り組みが有効な手段ということで明示されてあります。 したがって、職員の意識を変えて、職員一人ひとりが改善見直しができる仕組みにしますと掲げておられますし、また、活発でないような状況の報告もございましたけれども、民間であればこれを一番重視をして、それぞれやはり成果を上げているわけであります。 特に職場が民間の場合は、職場が安全に確保された、楽しい職場になった、事務能力が上がり表彰された、組織が活性化され効率が上がった、発明改善として登録され、職場の士気が上がった、グループとして表彰され報奨金でグループで海外旅行したなどなどが非常に成果として課題が出ているわけであります。 したがって、私どもはこの関係についてはQCサークル、要するに小集団活動ということでやっておりましてね。テーマを決めて、テーマの選定の理由を決めて、グループ、もちろんグループですよ、そして目標を設定して、要因分析をして、対策の立案と実施、効果の確認、反省と今後の計画というのを一つのワンクッションとして、グループがそれを成果報告をして、あるいは上司が、あるいはそういう委員会のメンバーがそれを評価する、評価する、そしてそれがよかったら安全対策であれば予算化をして、導入をして改善をしていく。あるいは業務改善であれば、それについて一つのマニュアルを作って進めていくという一つのシステムが民間はあるわけですよね。 行政では、よく私分からなかったんですけども、こういうシステムがあるんだったら、もうちょっと報奨金も出しながら、やっぱりグループで頑張るような、そういう制度ができないのか。そういうことをすると、自治労である組合が反対したのかどうか知りませんが、やはりこの関係というのは少し力を入れていただいたほうがいいんじゃないかと思っておるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 大変心強いご提案ありがとうございます。まさに職員が自ら改善していくことで成長もするし、市民のサービスも向上するし、こんなにいいことはないと思っています。 実は、20年前に福岡市に民間のQC制度を取り入れたのは私です。それ以降、全国の自治体に広がりまして、毎年自治体の職員改善大会というのが開催されております。その先例をつけたのも福岡市の取り組みであるわけなんですが、この間、それ以外の自治体の職員改善制度の導入のお手伝いや審査委員などもしてまいりました。 で、おっしゃるように、QC七つ道具の研修とかさまざまな、どうやったら職員のかたが自らモチベーション高くそういう提案に取り組むのか、やはり公務員のかたがたってなかなか褒められる機会がないんですよね。ミスをするともうとても厳しくお叱りを受けますが、いいことをやってもなかなか評価する機会がないので、こういう改善をしたり、あるいは提案制度を使うことによって、職員のかたがたが褒められる機会を作るということもすごく成長には大事だと思っています。 それと、提案したことを実際に実現すると、世の中には民間企業も含めてなんですけども、いっぱい提案出しても、結局それが実現されないので、どんどん提案するモチベーションが下がっていっているという職場もありますので、そこを出した提案を実際に実現するための仕組みづくりも必要かなというふうに思っております。 そういう意味で、新年度以降、今ご提案いただいたような考え方で私どもも職場の活性化にこういう手法をどんどん取り入れていきたいと思っています。 そのときに、幸いなことに外部に研修をお願いしなくても、内部で対応できるというふうに自信を持っておりますので、そういう形で進めさせてください。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 心強いご答弁ありがとうございました。 やはり私ども民間ベースで今話をしておるんですが、民間はこれが一番重視しまして、報奨金もかなり不足しておるんです。というのは、死亡災害が出ないようにどうするかって真剣なんです。それ出たら大変なマイナス性が出てくるわけですから、そういうことで、グループ、グループで大体グループのあれが10名前後ですね、そういうグループでいろんな検討をしておりまして、それで企業のほうもいろんなことで時間をだらだらして、勤務外にやるわけですから、それでこれは原則決まりまして、時間外じゃなくて会議手当を支給しましょうと、前は時間外でやっとった。会議手当支給しましょうと。 それと報奨金ね、特許を申請した場合は前は企業がとっていったんですね。しかし、そうじゃないですよと、発明改善したら、あるいは出した人に、申請をした人にあげましょうというどんどん変わりまして、それで、何人もそういう特許申請をした人が、特に機械関係に行くとおるんですね。 そういうことで、やっぱり励みになるということですから、行政もただワンストアでやるんじゃなくて、例えば、これ私もあれじゃないですが、外で仕事をする人がおりますよね、分別収集やりますね、そしたら分別収集の担当は、やっぱりいろんなことで思いますね。そしたら、そういう改善を担当の自治会でやってくれたらいいのにという施設も作って、自治会のほうに提案していく。行政じゃないですよ。安全上とかシステム上、そういうこともやっぱり一つの提案制度の中に組み込んでいったら、例えばうみがめ課の皆さんは楽しいと思うんです、システム作るんですからね。 そして、自治会のかたにこうしたらうまくいくんじゃないですか、スムーズにいくんじゃないですかと、あるいはこうすることによって、もうちょっと自治会で工夫していただくと、PR活動も含めて楽しくいくんじゃないですか、そういうことをひとつ行政としてシステム上やっていただくといいな、これ一つのアイデアですよ。 そういうことも考えてやっていただく提案制度はいかがかなと思っているんですが、よろしくお願いいたします、ご回答。 ○議長(椛村公彦) 松田副市長。 ◎副市長(松田美幸) 民間のさまざまな手法を参考にしながら取り組んでいきたいと思っていますが、現時点でほかの自治体もそうなんですけども、例えば報奨金を、いわゆる市の予算の中から出すということに関しては、なかなかご理解が得られないことも多いので、私が知っている多くの自治体では、部長会がかわりにそういう大会のときに表彰するとかということもやったりしていますので、それを今後、そういう民間の手法を参考にしながら取り組んでいきたいと思いますし、後半のご提案のいかに市民と一緒に共働できるような仕組みを作っていくかと、それもとても重要な提案だと思いますので、その視点も取り組んでいきたいなと思います。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) もう一つ、ケースワーカーについてが少し気になっておりましてね、これはせんだって生活保護の関係で質問いたしましたけれども、やはり生活保護を受ける人に対して、さまざまな働きかける職員が現業職員やっぱり相談援助の第一線で働く職員であるわけですね、私知りませんでした、そういう細かいことについては。 それの査察指導員というのがおられるんでしょう。今5人おるわけですね、ケースワーカーに。その中で指導員というようなかたたちがおられるんですね。そういうかたたちもおられるというのは私も知りませんでした。 地区担当員が家庭訪問や面接を行って、家族構成、収入、住宅など生活実態を把握をして、生活保護施設や施設入所などにさらに具体的な援助方針を立てるのも、ケースワーカーですよね。 援助をスタートすると、定期的に家庭訪問をして援助がうまくいっているかどうかも確認をして援助内容の変更手続き、面接、記録、報告書を作成して行っているのもケースワーカーでしょう。 というような状況でありますので、実は、私は県の、県というか国の関係をちょっと見てみますと、非常にケースワーカーちゅうのは知識も必要だし、そしてやっぱり大変な業務である。特殊手当が1日300円、400円実はついとるんですかね、よく分かりませんが、そして国の指導では一人あたり担当が80世帯以下、国が標準を定めておりますよね。 うちの場合はごらんのように450の生活保護者ですから、約九十何名近くの世帯を受け持っておるということですよね、そういう状況も実は知りませんでした。 けど、ケースワーカーのかた黙って黙々と仕事をされている。けれども、これミスることによって大変なことになるわけですからね、それで国のちょうど、国の指導に対して80世帯以下ですから、もう少しここについても現状を踏まえて、定員管理、定員管理をここだけじゃないですよ、職員が全部今300名近く一般を含めておりますけれども、今地方創生とか、あるいは働き方改革とかどんどん国から仕事が入ってきておるわけでしょう。人口も今増えているわけでしょう。 にもかかわらず、今276名だったですかね、今回予算では279名の予算を計上されておりますが、定員管理もそろそろ見直していただかんと、今いうような職員の状況、今ずっと私が質問しておりますが、大変過労になってきておるはずですよ、あれやこれやでね。もう根本的にここもメスを入れて、ケースワーカーもそうです。そういう定員管理もやっぱり検討していただく。 私どもは議会として、職員は減らせ減らせというと絵になるわけですよ。けれども、一般住民に迷惑かけたらなんにもならない。住民がやっぱりいろんな面で福利厚生を含めて、すばらしく「ああやっぱりさすが福津市でよかったばい」と言えるような職員が働いていただくようなベースでないと困るわけですよ、私ども議員としてはね。 いやあ減らせ減らせ、財源が減らせばっかり言うてきました。けれども、今の現状を見てみると、ごらんのように人口は増えているんですよ。当初は福間町の関係も考えるとわずかな人口だったんですから、今ごらんのような状況にどんどん上がってきとるわけでしょう。 定員管理についても、今後はどういうような見通しで、ケースワーカーも含めてちょっとご答弁よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 今の硴野議員の質問の前に、職員提案という形では、今報償費として市長賞で3万円、優秀賞1万円、奨励賞3,000円という規程上の価格は出すようにしております。 現実問題ですね、28年度には市長賞1個、優秀賞3件ということで、実際に支出をしておる例がございます。 それから、定員管理の件でございます。定員管理につきましては、第1次マスタープランにおいて、平成28年度に300人を目指しなさいというふうになっておりまして、それに向かって鋭意努力しながら平成28年度におきましては300名という目標を達成したわけではございますが、しかしながら、今本市の人口は想像以上に急激に増加し、現在では6万3,000人を突破をいたしております。 加えまして、業務量も権限移譲等含めますと増大しておるという事実もございます。もありまして、議員がおっしゃるように、職員数は経常的に不足しておるというふうに私どもも感じておるところでございます。 したがいまして、職員の定数管理においては、今後は市民200人に1名の職員数を基本に定数管理を行っていきたいというふうに思っております。 また、加えまして、再任用職員の有効活用とか専門的な知識を持った任期付職員の採用等々も、あわせて行っていきたいというふうに思っております。 なお、ケースワーカーにつきましては、確かに基準を若干オーバーしておるということでございます。今、人事の最終段階にいっておりますので、その中で可能であればということでご回答させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 硴野議員。 ◆16番(硴野九州男) 質問は大体終わりましたが、きょうせっかく市会議員の皆さんちゅうことでお配りになっているこの内容を説明して、終わらせていただきます。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) それでは、ご説明させていただきます。 まず、税務署に納める不納付加算税と延滞税というのが正式に通知されました。不納付加算税につきましては231万2,000円、それから延滞税が60万6,700円、合計の291万8,700円というのが、2月28日付で福津市のほうに送達されております。 対応といたしましては、方針的には公費は充当しないという方向性のもと、特別職並びに管理職、それから担当職員、それから一般職員も含めてですけども、カンパをお願いしまして、第三者納付という形で3月9日に全額291万8,700円を納付済みでございます。 それから、再発防止策といたしましては、ここに掲げております5点でございます。 正職の職員の源泉所得税に関する納付書を給与担当者、いわゆる総務課が作成し、会計課に送付すると。今まではデータだけを会計のほうに渡しておったんですけども、あえて今度は人事担当のほうが納付書を作って会計に渡すということにしております。まず、それが1点でございます。 2点目が、会計課内における審査手順のマニュアルの作成、先ほど申しましたけども、マニュアルは一応あるんですが、この歳計外現金のところ抜けておりましたので、それの整備と、それから会計課の作成資料の中で、歳計外現金の給与所得税が400万を超える、一般的に350万ぐらいあるんですけども、400万を超えたら注意メッセージが出ると、いわゆる機械でも注意メッセージが出るというふうな制度に機能整備をいたしております。 また、あわせまして歳計外現金の受け払い整理簿、それから歳計外業務等の説明書の、いわゆる受け払い簿等見方につきましても、病休なんかで休んだ場合はそれを見てするということで、それについても作成をいたしております。 それから最後でございますけども、各会計ですね、それから基金等も含めまして、今までは前月比の欄はあったんですけども、前年度比の欄を今回新たに設けまして、前年度との対比できるようにという方法をとっております。 次に、今回の問題に対する処分でございます。 いわゆる会計課の職員、管理職、一般職合わせて3名につきましては、全員を戒告処分というふうにいたしております。原因は「公金等の処理不適正」ということでございます。処分は平成30年3月13日、きのう付でやっております。 なお、その他といたしまして、もう議員の皆さんご承知のとおり、市長の給与につきましては三月分の減給するという条例を今回本会議に提出させていただいております。 以上でございます。            (「終わります」の声あり) ○議長(椛村公彦) 以上で、硴野九州男議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とします。再開は2時とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後1時44分            再開 午後2時0分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(椛村公彦) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 2番、永島誠也議員の一般質問を許可します。永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) 自由クラブ、永島誠也です。通告どおり3点質問いたします。そのうちの2点目と3点目は、午前中榎本議員と昼から硴野議員が聞きたいことを言われましたので、そこは軽く答えてもらっていいと思います。 ただ、何点かちょっと自分で聞きたいとこは聞きます。 まず1番目、福津市における食と農と福祉連携でのまちづくりについてをお伺いします。 地域の活性化につながる取り組みとして、今注目されている農業分野、福祉分野との連携で農家の人手不足解消や障がい者福祉施設の仕事の確保、また、未就労層の仕事の確保、高齢者の仕事の確保、耕作放棄地解消など、まちの活性化が期待されると思う取り組みについてお伺いいたします。 2番目につきましては、今後の世界遺産来訪者の対応について、これはちょっと朝一のあれで聞きましたので、ちょっと1、2点聞きたいと思います。 3番目が、福津市職員給与の所得漏れについて、今も聞きましたけど、ちょっと私で納得いかんとこがありましたので、そこのところだけ聞こうと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(椛村公彦) では、1項めの回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、よろしくお願いいたします。 大きく3点で、まず、一つ目ですね、福津市における食と農とそして福祉連携でのまちづくりについての考えということでございます。ご回答いたします。 農家の人手不足やそれから耕作放棄地の問題など、農業を取り巻く問題と、そして福祉施設の仕事の確保としての農福連携に対する関心は、従来に増して大変高まっているところです。 農業と園芸活動を通じて得られる心身のリハビリテ―ション効果や共働作業による社会参加、促進効果が評価され、農作業を取り入れたいと考える福祉施設が増加していることからによります。 福岡県でも、この取り組みは既に始めておりまして、今月の3月11日は農福連携マルシェが八女市で行われております。 市内の障がい者の、ちょっと視点を変えまして、福祉のサイドのほうからお答えいたします。市内の障がい者の就労継続支援B型の事業所の中には、就労継続支援B型事業所の中に福津市内の障がい者施設ですが、農園作業として温室でのバラ栽培を主にビニールハウスや田んぼでのいろいろな野菜やお米を栽培、また、収穫・出荷の準備を行って、本市のふれあい広場ふくま等に提供している事業所、それから栽培した野菜を使った食堂での調理補助などを行っている、そういった就労継続支援B型事業所というのが、福津市内の障がい者施設でそういった事業所は現にございます。 農業活動に取り組んでいる事業所は、福津市内では現在合計3カ所であります。 この障がい者の就労ですけども、障がいの有無にかかわらず、自立した生活を送るための重要な要素と思われ、この就労の場は就労の対価と、そして生きがいの創出の場としてのニーズはございます。 ただ、いわゆる農福連携の取り組みでございますけども、先進自治体の例がたくさんございます。地域における障がい者や生活困窮者の就労の訓練や雇用、高齢者の生きがいや介護予防の場となるだけでなく、高齢化の問題を抱える農業にとっても、農業サイド、農業従事者の側にとっても働き手の確保、そして地産農業の維持、さらには地域活性化、つまりはこれを観光に取り入れている自治体はございます、実際ですね。 農福連携につきましては、障がい者が安心して働き続けるため、障がいの理解と個々の障がい者の特性に合った農業従事者との事業展開が必要ですので、福津市内におきましては、市内の障がい者事業所に対して、また高齢者の皆様に対しても、市としての庁内連携を図り、情報提供や情報発信を積極的に行う。そして農業者が提供する農作業とのマッチング等ができている、今申し上げました県内では先週の八女市もあります。先進事例を十分調査研究させていただきながら、本市の今後の市政運営に取り入れ、また、いうことを検討させていただきたいと、そのように思っております。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) ぜひとも先進地の情報を取り入れてください。 それでちょっと福祉部長のほうにお尋ねしますけど、これダブるかもしれませんけど、これ確認の上で、障がい者の働き方として、1、企業就労、これは雇用契約を結んでやってある分と、2、就労移行支援事業所で働く、これは一般企業への就労を目指した就労訓練、2年間のこれは支援があると思います。3番、就労継続支援A型事業所で働く、これは雇用契約を結んで最低賃金以上の賃金をもらって働く、そういう形態があると思います。今出てきたB型になりますけど、B型は雇用契約は締結しないという、これがあると思います。それと、5番目で生活介護事業所での生活訓練、日常生活能力向上の一環として調理や創作活動を行う、こういう働き方があると思いますけど、それで間違いないでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 今議員おっしゃったように、施設内でいろいろな訓練として作業を行う場合もございますし、就労に向けて準備を行うというかたにつきましては、就労移行支援事業での就労準備ということで、職場の見学であるとか、一般企業への実習などを通して一般の就労を目指していくという事業となっております。 就労継続支援A型事業所というところで行っております事業については、アルバイトに近い形でサポートを受けながら仕事をして賃金を得るというような作業を行いながら、こちらも一般就労を目指すという取り組みでございます。 少し障がいが重くなりますと、なかなかすぐに一般就労というところには結びつかないかたも多くございますので、就労支援B型の事業所のほうで作業を通して働く練習から入っていってという取り組みで、作業所内で清掃作業であるとか、除草作業であるとか、そういう就労につかれて、こちらのほうも賃金を多少いただいてというところで、訓練を続けておられるというふうになっています。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) ちょっと今聞きましたらね、1から4は施設外で仕事をしてもいいと思っていますので、それと1から3に関しては、税金の納税者になられるかたがたと思っております。4、5に関しては、市の行政のほうが手出しになると思いますので、私が一番関心を持っているのは、4のB型ですね、たしかB型事業所のあれ大体1万5,000円から1万6,000円ぐらい月もらってあると思いますけど、それをやっぱり税金を納められるような高い賃金になるような支援というのをしていくべきではないかと思います。それについて、福津市ではどういうお考えをお持ちでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 今国もそうですけれども、福津市のほうも共生社会の実現というところで障がい者も高齢者も誰もが地域で生活できるという社会を目指しております。 その中で、障がいのあるかたが社会の中で雇用の場を確保して、一定の収入を得ることができるということで、共生社会の実現のための大きな手段というふうに考えておりますので、市としても障がいがあっても一定の収入を確保していくためのいろんな支援はやっていかないといけないというふうには考えております。 ただ、じゃあ今どんなことをしているかというところなんですけれども、具体的にできているところにつきましては、こういう例があるというのは申し上げにくいんですけれども、困窮相談、生活困窮の相談の中で、いろんな相談を受けながら就労につながるような支援はしておるところでございます。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) ちょっと質問の仕方が悪かったと思います。これは一朝一夕でできる問題ではないと、私自身も考えております。それについて、よく今度の市政方針でチーム福津ということを言われていましたけど、チーム福津で大きなチームは市民を巻き込んで、小さなチーム福津は庁舎内ということを聞いて、まだそれよりもっと小さなチーム福津というのができないものかと思いまして、これ提案になるかもしれませんけど、一つは、福祉部門と農業部門、そういうかたがたが農家に行かれるときに、農業部門のかたは農家のことはよく知ってあると思いますけど、福祉の担当者のかたは余り知らない。その逆も言えると思いますので、仮にチームを組んで農家のところに行くとか、福祉施設に行くとか、そういう考えはお持ちになれないでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 障がい者のかたや高齢者のかたもそうなんですけれども、こういうかたがたが農家で就労の場としての農業を考えるっていう取り組みを今後やっていきたいというふうには考えているんですけれども、おっしゃるとおり、福祉の部門の相談を受ける職員は、農業の、農作業の内容であったりとか、そういうところには知識がない者も非常にたくさんおりますので、おっしゃるように地域振興課の職員などと一緒に現状を十分把握して、そういう相談に乗れるような体制でありますとか、提案でありますとか、できるように進めていきたいというふうには考えております。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) ぜひともチーム福津でそういう取り組みはやってほしいと思っております。 それと、これも確認ですけど、障がい特性として、一つ、身体障がい者、2、知的障がい者、3、精神障がい者、4、発達障がい者などがいると思いますけど、それは間違いないでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) はい、議員おっしゃるように障がいの中にはそれらの種類があると思います。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) それを踏まえてちょっとお尋ねしますけど、農業従事者のことをよく百姓といいますね、百姓という言葉の中に100の施策がある、100の仕事をこなす多彩な仕事という意味やと僕は思います。 それで、この農業というのは身障者であれ、その一つの仕事に対してさせることはできるんじゃないかと考えております。それにはさっき言いましたように、福祉部門のかたと農業部門のかたが、やっぱり農家のかたに福祉のことをしっかり説いていくという仕事が出てくるんじゃないかと思います。それは早急にやっぱりやられていくべきだと思いますし、そういう誤解ですね、農家のかたに対して福祉の、障がい者に対しての、それをぜひとも説いてほしいと思います。 そして、今、福祉団体のほうでは障がい者の仕事はどんどん減っていると思います、仕事先が。というのは、それにしても農家の手伝いとか、草取りとか、そういうことをどんどんやってもらったほうが農家のほうも助かるし、一例として草取りをすれば農薬を使わなくていいと、福津のブランドもありますし、そういうのが無農薬でやっている。したら、付加価値も上がると思います。そしたら、農家の収入も上がってきますし、ひいて言えば福津市大体の税制も上がってくるんじゃないかと考えます。 それと、これお尋ねなんですけど、平成21年に農地法改正によって、リース方式による農地の全面自由化になると同時に、NPO法人、企業などが算入してくるのが多々あると思いますけど、企業は50人以上の企業に関しては障がい者をたしか2.5ぐらい雇わなくちゃいけないというふうになっていると思いますけど、それに対しての罰金を払ってでも雇いたくない、これは言い方悪いかもしれませんけど、障がい者のかたを雇い入れるということに対しては、競争力がやっぱり落ちてくると。 そこで、特例子会社ということでやっている企業もあると思います。これちょうど話聞いたんですけど、大手商社の特例子会社、それとか大手事務機メーカーあたりが特例子会社をやっている場所があると思います。 そして、福津市に関しても、こういう大手あたりが進出してくるのやったら企業誘致にもなりますし、逆に今眠っている農地、福津はこういうのがありますよというアピールを各企業とかされたら、もしかしたら企業が進出してくる可能性があると思います。 この特定企業というのは生産性は余り上がっていないかもしれませんけど、どっちにしても罰金払うのやったら、その本体がお金払ってでもやりたいと。やっぱり企業が来る、誘致、そういう誘致をやっぱり取り組んでいってもらえば、また福津の財政面でもよくなるんじゃないかと思いますし、そういうことは市長としてどんな考えをお持ちでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島脩助) 農地のほうの関連で私のほうから答弁させていただきますが、農福連携については、国挙げて福祉分野に農作業をということで、厚生労働省あるいは農林水産省のほうの共働事業として、事業が進められております。 今議員ご指摘の特例子会社制度につきましては、いわゆる事業主は雇用する労働者の2%以上の障がい者を雇用する義務が義務づけられています。 で、事業主が障がい者の雇用に特別な配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には特例として、その子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているとみなして雇用率を算定することができるという、いわゆる特例の制度でございます。 去年28年6月現在で448社の特例子会社が設置されているというようなご紹介もあるんですが、これを活用した事例ということで、静岡県浜松市のほうで特例子会社が自ら農業を行うのではなく、農業に附帯する軽作業を複数の農家から請け負うことで、終年で障がい者の働く場所を確保する事業といったことも行われております。 こういった国の制度等は、福津市においても活用できる分は活用していく必要がございます。農業者の数も減っておりますし、繁忙期には人手不足というようなことから、例えばシルバー人材センターから雇用されたり、そういった事例も本市の中でございます。 そういったことを考えれば、障がい者あるいは高齢者のかたの就労の場ということで、農業を選んでいただくということも重要になってまいるかと思います。 ただ、やはり障がい者を雇用する場合は、受け入れる側もすごく不安とかご心配等がございます。急にというわけにはまいりませんけども、時間をかけてそういった農福連携が取り組んでいければというふうには考えております。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) 今、地域振興部長が言われましたから言いますけど、これは特例子会社は静岡の静岡市がたくさんあると思います。これは本もちょっともらったんですけど、静岡市におかれましては、特例子会社を農業分野へ算入するために、コンサルもやってあると聞いております。 ぜひとも福津市に関してもそういうコンサルとかの事業も立ち上げられたらいいかなと思いますし、これは一朝一夕ではいかないと思います。時間をかけて、ただよく言われているのが、こういう農福連携、各自治体ですね、行政がかかわった分に関してはなかなか長続きしないということがありますので、ただ、農業と福祉分野の連携、連携というか、マッチングさせるための一つのところに行政のほうが入られたらいいんじゃないかと思います。 そして、さっきも言いましたように福祉のかたは農業のことは知らないと、担当のかたは。農業担当のかたは福祉のことは知らない。これは庁舎内でちっちゃなチーム福津で勉強会なりされたらいいんじゃないかと思います。 それで、行政がされるんじゃなくて、静岡県のほうはユニバーサル農業ということを掲げられております。一般的に農園福祉や農園療法として知られている農園作業を行うことによる生きがいづくりや高齢者、障がい者の社会参加などの雇用の農作業の改善や農業の多様な担い手の育成などに生かしていこうという取り組みを静岡のほうではやってあります。 これにはいろいろ企業ありますけど、ちょっと企業一人、京丸園株式会社の話を聞いたときにちょっと感動したのは、彼の話によれば、30代のときやっぱり儲けろうということで、障がい者のかたがこられたときに、もうできませんとはねつけたと。次に、これは大体、障がい者こられるときは父兄のかたと一緒にこられる形が多いんでしょうけど、それでもはねつけたと。そしたら、父兄のかたが一緒に働かせてくれということを頼まれたときもはねつけたと。 そしたら、ただで働かせてくれということを言われて、それもはねつけたということだったんですけど、そして、この社長の友達に福祉関係で働いているかたがおられて、飲みに行ったとき、そういう話をしたら、それは当たり前だよという話聞いて、この社長は何人か受け入れようやないと、お試しでしたときに、たまたまそこにこられた障がい者のかたが、ちょっと能力的にすばらしい人がおられたということで雇われたということで、それでも最初指示したら、なかなか進まないと、これは障がい者が当たり前でこれをやってくれということでやったらいけないと、これは障がい者にあわせた指示の仕方をすることによって、その生産性というのは上がっているということでした。 それで、これは健常者と違って障がい者の人はその仕事を集中的にやられる、職人かたぎといいましょうか、そういうことがされると。ただそれに障がい者にあわせた機械とかの導入、これに対しては、たしかこれ社長言われていたのは、国から助成が半分ぐらい出てくるような言い方されていました。 それと今まで健常者でもちょっと器用なかたがやってある仕事を、これは福祉関係のかたが見られて、これ障がい者できるよということで、ただ、苗をそろえるだけで、下敷きのようなものを持ってきて、これを使えば障がい者できると。逆にそれさせたら健常者がするより速いと。きれいにできると。そういうあれで今、たしか二十何人か雇ってあると思います。これちょっと聞き違いかもしれませんけど、一つの農園なんですけど、たしか年商が7億か、もう一回ちょっと確認しようと思うんですけど、7億か70億やったと思いますけど、普通そういう農園で多大なる稼ぎがあるというのは、ちょっと信じられなかったんですけど、そういうこともできると思いますので、そういうところはいろいろ研究して、農業者、福祉団体にやっぱり紹介するということ。 それとまた、市内、今度それと皆さんご存じの奈良市に、県庁があるところですね。福岡県でいえば福岡市に牧場があると、まちの真ん中あたりにあるということで、普通やったら牧場とかにおいがしますから、どんどん山奥に行かされると思うんですけどね、そこでできた牛乳とかは奈良ホテルてありますね、超一流の。そこに納めている。それと牛と豚を飼っているという話やったんですけど、豚肉自体も奈良ホテルに納めていると。 そしたら、奈良ホテルのコック長が退職されたときに、その牧場に来てレストランを開かれたと聞いています。これは今度4月になったら自由クラブのほうで、僕はちょっと疑い深いもんやからちょっと確認に行ってみようというあれで行くようにしております。 そのあれで、市のほうから、市の周りから出ていってくれとか言われないのは、においがしないというあれもちょっと確認をしたいと。そして、そこの牧場は障がい者がほとんど雇ってあることと聞きまして、そこもちょっと確認に行きます。 そういうこと言いまして、次の質問にお願いします。 ○議長(椛村公彦) 次へ移ってよろしいですか。では、2項の回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) どうもありがとうございました。それでは2項目めに参ります、ご答弁申し上げます。 今後の世界遺産来訪者への対応についてです。 昨年7月の世界文化遺産登録を受けまして、来訪者により遺産の評価や魅力を伝えるため、新原・奴山の視点場に観光ボランティアさんを1名配置しております。 配置につきましては、これは福津市観光協会に委託し、そして福津市観光協会に属する観光福津ボランティア様ということで、観光福津ボランティア団体「いさば会」の会員の皆様によりまして案内業務を行っていただき、世界遺産の資産価値を伝えることに大きく貢献いただいておると、そのように認識、感謝しております。 現地での、いわゆる市の今度は職員、担当職員の対応ですけども、昨年7月の登録直後からしばらくの間は来訪状況、案内業務の確認のため頻繁に現地に足を運んでおりました。来訪者が現段階、一応落ちつきまして、案内業務も定着してから職員が現地へ出向く回数が減ってきたというのは、まさにそのとおりでございます。 平成30年度新年度につきましてですが、現地での案内業務は引き続き観光福津ボランティア様、このいさば会の皆様にお願いする予定でございます。 そして、職員の現地の役割につきましては、状況の確認、それから安全対策、来訪者のニーズ把握、また観光PRなど必要に応じた対応を行うことであり、案内業務等につきましては、担当するボランティア様とは、いさば会の皆様とは違う役割で行わせていただくものだと考えておるところです。 しかし、それぞれ市の担当職員、そして観光福津ボランティア団体「いさば会」の皆様、この役割を持った今2者ですが、両者一体となりまして、これもチーム福津として行動していくことが大きな成果を上げるものだと考えております。 今後、来訪者数の動向にはしっかり注視させていただきながら、いさば会の皆様と十分な連携を図り、来訪者が安全かつ円滑に回遊できるよう対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) 朝、榎本議員が大分質問されていましたので、大体分かりましたけど、一つは、今あずまや作ってありますよね。そこにCDとか見られるとこを作られないのか。というのは、よく僕は日曜日とか見に行っているんですけどね、大体ボランティアのかたが一人で一所懸命説明されています。そしたら、そういうときに限ってほかの人がこられるんですね。そういう間で、やっぱり思うのがそのかたに対して「ちょっとあずまやのほうでDVDでも見とってください」と、「後で説明しますから」ということを一言言うだけでも大分イメージが違うと思うんですよ。 それともう一つ、ARのことに関してなんですけど、きょう朝のあれでARをするということだったんですけど、僕は一遍質問したときにはもう、それはバーチャルリアリティーはやらないとはっきり言われました。そして、今後するということをきょう聞きまして、どんないきさつでやられるのかなというのをお尋ねします。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) まず、2点ご質問がございました。 1点目は、DVD等を見られる環境、来訪者の案内のサービス向上のためにということでございます。 この部分については、教育委員会の中でも十分に検討させていただきたいというふうに思います。 2点目、AR、いわゆるオーグメンテッドリアリティー(拡張現実)ということでございます。これ以前、確かに永島議員がご質問になっておりました。 この部分につきまして、今回、沖ノ島発見のアプリの中で遥拝をテーマにした部分でアプリを作れるということになっております。先ほど榎本議員さんがご質問がありましたように、遥拝の位置を案内するような部分とあと、その中に解説、遥拝所とか史跡の解説をするという形になっているところでございます。 具体的になぜ、バーチャルリアリティーのお話でしたけど、この部分で変わったかというのは、やはり時代の流れでこういった部分のコンピュータを使うというのはこれから先、非常に有効な手だてだというふうに思っておりますので、こういった今の技術、ARも含めたところ、こういった部分の技術革新が非常に進歩しておりますので、こういった部分で分かりやすい説明方法につなげていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) バーチャルリアリティー、今採用されるのは、安くなったのかなと思います。それともう一つ、これは新聞で読みましたけど、大島のほうでバーチャルリアリティーのとが、これもお試しやったと思いますけど、そういうのが宗像のほうに大手自動車メーカーの子会社、これはたしか宗像のほうが本社になると思いますけど、そういう兼ね合いで宗像市のほうにその会社のほうがバーチャルリアリティーを提供しているみたいな感じなんですけど、そういうところの情報とかはお持ちではないでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 先ほど沖ノ島の発見アプリという企画は、来年30年度事業で取り組むということでございます。 議員今ご提案のそういった会社の部分のほうにつきましては、私どもはまだ情報を仕入れておりません。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) ぜひとも周りの動き、常に感覚的に研ぎ澄ましていれられるような職員のかたになってほしいなというのが私の願いです。それを言いまして次、3番目の件に行きます。行ってください。 ○議長(椛村公彦) では、3項へ移ります。3項めの回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、3項めでございます。 福津市正規職員の給与の源泉所得税納付漏れについての考え、先ほど硴野議員の回答のときに申し上げましたが、今回の質問要旨、特に地方公務員法第33条の信用失墜行為の禁止規定についてということでの質問要旨でございますので、そのような角度からのご答弁を申し上げさせていただきます。 まず初めに、これも初めに今回の正規職員給与の源泉所得税納付漏れ問題に関しまして、市民の皆様におわびを申し上げます。今後、再発防止と市政の信頼回復に向けて取り組んでまいる所存でございます。申し訳ございませんでした。 それでは、この地方公務員法第33条の信用失墜行為の禁止規定についての本市の考えでございます。 地方公務員法第33条には、「職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」と、信用失墜行為の禁止が規定されております。 また、同じく地方公務員法の第30条におきましては、「全ての職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務しなければならない。」と規定されていることから、職員は、一般の国民以上に厳しくかつ高度な行為規範に従う義務が生じていることになります。 にもかかわらず、職員が職務の内外において違法行為、非違行為を行い、職全体の信用を傷つけることは、その職員を一員としている公務全体が信用を失うことになりますし、かつ公務全体の不名誉ともなりますことから、絶対に避けなければならないと思っております。 今回の職員給与の源泉所得税納付漏れ問題は、まさにこの地方公務員法第33条で禁止されている信用失墜行為にあたる事案であったとの認識でございます。 一番大きな問題点といたしまして、その原因が過失、いわゆるケアレスミス、過失にあったといえども、地方税を賦課徴収している地方公共団体自らが国税を未納したという事実であり、このことからも、信用失墜行為であったと判断せざるを得ないと思います。 そして、今回この問題は関係した職員だけの問題ではなく、市全体の問題として、市役所全体の問題として認識し、また十分な反省をした上で、今後同じような間違いを繰り返さないようにチェック体制の強化、そして業務マニュアルの作成などを徹底していかなければならないものと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) 業務改革するということだったんですが、これ一つ提案になるかもしれませんけど、皆さんの机の上にパソコンが置いてありますね。そのパソコンはどういう使い方されているんですかね。昼寝をするときの使い方なんでしょうか。よそから見えないというようなことか、パソコンですね、ただ机の上へ置いて外から顔が隠れるとか、そういう使い方に見えたりはしませんか。 それと、パソコン自体でこの福津市は電子決裁はできないのかなと思っています。電子決裁をするということは、皆さんが共有化できると思いますので、なにかあったときに、職員のかたは各部署何年か置きにかわられていると思いますので、そういうあれで、元おった職員のかたが新しく来た職員のかたに、そういう全体的に見えるような環境であれば、これおかしいんじゃないのとか、そういう注意ができるし、お助けもできるんじゃないかなと思っております。 ぜひともそういう、決裁の方法も今見よったら各職員のかたが係長、課長とこ持っていったりする、その時間帯というのはものすごくもったいないと思います、その時間帯。 それとまだ言わしてもらえば、各課とかのコピーとか、プリンターの位置が端のほうにありますね。したら、出しに行くのにわざわざ遠くのかたがプリンターとか出しに行ってありますけど、そういうものは大体職員のおられるど真ん中にあれば、みんな同じ歩く歩数のところに置いとけば、また時間的な短縮にもなると思うし、それが少ないかもしれませんけど、ちりも積もれば山となるというふうなことがありますので、1秒でも縮まれば、それだけ年間通して仕事の時間帯というのは必ずできると思うんですけど、そういう体制づくりというのはできないんでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) まず、1点目でございます。パソコンはなんのためにあるのかという話でございますが、これは、当然日々の業務をするためにあるということでございます。 それから、電子決裁につきましては、今いわゆる休暇申請とか、ほかいわゆる文書管理とかでは、電子決裁ということも使ってはおります。ただ、一般的な決裁においては、パソコン上で出したものを、紙として出したものを決裁に回すということで、今決裁は行っております。 電子決裁につきましては、将来的には考えていかなければならないというふうに思っておるところでございます。 また、プリンター等OA機器の配置につきましては、そこそこの担当課においてあいてる机とか使用してない机とかに今置いておりますので、今議員がおっしゃるようなことも考慮しながら、配置については検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 永島誠也議員。 ◆2番(永島誠也) どうしてそういうことを聞いたかといいましたら、議員になる前に勤めていた会社で、よく相談されていたのが、工場で「トイレの位置をどこに置いたらいいやろうか」とよく聞かれたんですけど、工場のど真ん中でしょうと、よく話はしてました。そしたら、「どうしてど真ん中に置く必要があるの」と言われたら、歩く距離ですね。 工場あたりは生産性を上げるためですから、少しでも短い、そういうトイレとか行く時間が短くなれば、短縮されれば、それだけ仕事される時間帯が多くなりますので、そういう話し方をよくしてましたので、今のパソコンを使ってプリンターの位置とか、そういうとこを見よって、なんとなくそこが気になっていたもんだから、今回ちょっと言わせてもらったんですけど、そういうあれでやっぱりするっていうことが、やっぱりその時間帯ですね、が市民の利益につながるんじゃないかと私は思っていますので、ぜひともそういうあれは、今後考えてもらいたいなということを言いまして、私の質問は終わらせていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 以上で、永島誠也議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とします。再開は3時とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後2時46分            再開 午後3時0分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(椛村公彦) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 7番、豆田優子議員の一般質問を許可します。 その前に、発言があるそうです。溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 先ほど永島誠也議員のご質問の中で、沖ノ島発見アプリの件で誤った答弁をしておりました。申し訳ございませんです。 当該アプリにつきましては、遥拝スポットの紹介、資産の紹介のためのもので、平成30年度事業と申しておりましたが、本年度の事業で完成いたします。 なお、古墳群のARにつきましては、30年度事業として作成する予定となっております。訂正し、おわび申し上げます。申し訳ございませんでした。 ○議長(椛村公彦) では、豆田優子議員、どうぞ。 ◆7番(豆田優子) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、豆田優子です。通告書に従い、大きく3点質問いたします。 市民との共働のまちづくりについて、福津市では市民との連携、共働のまちづくりを推進しています。連携、共働するためには、なによりも情報公開、情報共有が重要だと考えます。 昨年6月議会での市長の所信表明でも、オープンデータと言われています。昨年3月の一般質問で、徹底した情報の公開が必要だと申し上げました。プロセス責任ということも言わせていただきました。 その際は、総合計画についてでしたが、市長の答弁では「作ることも重要ですけど、なにより重要すべきは完成するまでのそのプロセス。総合計画が完成するまでの経過、そのプロセスはしっかり開示したい。プロセス責任を重視して、策定に取り組んでいきたい」と答弁いただいています。 その考えのもと、ふくつ未来会議が開催されました。また、市長自ら議員時代に情報公開ということで、一般質問された指定管理者のモニタリング結果も、決算資料として早期に公開されました。 しかし、市長の言われるプロセスを開示することは、情報公開は全庁的に展開されているでしょうか。行政が事務局となって開催されている各種委員会、審議会、協議会の傍聴案内や結果の公開などはどうなっているでしょうか。 また、昨年の3月議会では、情報公開の部分でホームページの更新についても聞いています。当時の総務部長の答弁では、「更新のチェックの件に関しては一部署ということではなく、全庁的な問題であると捉えている。今後一部に限定することなく、全庁的にこのチェック体制を含めたホームページの運用のあり方を検討していきたい」といただきました。 そこで伺います。小さく1点目、各種委員会、審議会、協議会の情報公開は。 小さく2点目、職員一人ひとりに情報公開の意識が伝わっているでしょうか。 大きく2点目、みんなですすめるまちづくりのためにとしてお尋ねします。 未来を担う子どもと言われますが、今を、未来をともに行きるパートナーでもあります。総合計画の策定に向けて、ふくつ未来会議が開催されました。参加者からは「中学生の参加もあり、新鮮な意見が聞けた」などの感想を聞いています。参加した中学生も、まちづくりに参加する市民の一人であることを体感できたのではないかと思います。 そこで、計画段階からの子どもの参加をどう確保するのか伺います。 大きく3点目です。高齢者の移動手段についてということでお尋ねします。 高齢者の運転免許証返納後の移動手段については、いろいろな提案がされてきました。それは、運転免許証返納という視点でした。しかしながら、そもそも運転免許がない高齢者もたくさんいらっしゃいます。そこで、今回は高齢者の移動についてということでお伺いします。 以上、大きく3点答弁よろしくお願いします。 ○議長(椛村公彦) では1項の回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) よろしくお願いいたします。 それでは、豆田議員のご質問、まず1項目めです。市民との共働のまちづくりについてでございます。 質問要旨は、もう「見える化」ですね。情報公開の重要性についてであります。 本市におきまして各種委員会、そして審議会、また協議会の情報公開につきましては、ご承知のとおり福津市附属機関の会議の公開に関する要綱、これに基づきまして次のように取り扱ってございます。 附属機関の会議につきましては、原則公開であります。ただし、法令等の規定で非公開とされている内容を含む案件、主に保護すべき個人情報を含むものですね。あるいは、会議を公開することにより会議の公正かつ円滑な運営を阻害し、その目的が達成できない等、この当該附属機関が判断したものにつきましては、公開しないことができると、そのようにこの福津市附属機関会議の公開に関する要綱に規定させていただいております。 また、この会議の傍聴につきましてでありますが、市庁舎の掲示板ですね、及び市のホームページで会議の開催日時及び定員等を予告した上で、電話等での申し込みの受付は行っております。 そして、今度は会議が終わった後の会議録、この記録につきましては、その写しを市役所本館1階情報コーナーに配置いたしまして、閲覧に供するとともに、データ化したものを市のホームページに掲載し、あわせて公開をしているというところでございます。 2番目の職員一人ひとり、この情報公開の意識が伝わっているかについてです。②ですね。市の保有する情報を公開し、そして広く市政に関する知る権利を保障することは、市民との連携、そして共働のまちづくりを推進するために不可欠の要素であり、そのためには職員一人ひとりに対する情報公開の意識づけが今後さらに重要となると認識、考えておるところです。 本市におきまして情報公開制度の所管課は総務課でありますけども、この会議の開催予定の周知、つまりいろんな原課に分散されております審議会、協議会、委員会等、この会議の開催予定の周知、そしてこの会議録の作成の状況等は、これを一括、全体的に所管しておりますこの総務課のほうで、今後適正な会議の運営及びかかる情報公開が徹底するよう、意識づけに努め改革に努めてまいりたいと、そのように思っております。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 福津市のホームページには、会議案内のページがあります。各種委員会、審議会、協議会の案内があります。その傍聴申し込み方法は、前日までに電話連絡するもの、当日会議の15分前から受け付けするもの、5分前までに受け付けを済ませるものなど、さまざまです。 2月にある運営審議会を傍聴しました。会議案内を見たのは前日の午前中でした。たまたまチェックした会議案内に目がとまりました。審議会は翌日の19時からとなっており、テーマは行財政改革プランの中で廃止とされたところでした。 私の目がとまったのは、テーマよりもその傍聴申し込みの方法でした。そこには、前日の正午までに傍聴券を取りに来てくださいとありました。これを見たときに、あれっと思いました。この審議会を傍聴するには、前日に休みをとるか時間に自由がきく人、私みたいな人ですね。しか行けないんじゃないかなと思います。この傍聴申し込み方法は、市民が傍聴するにはハードルが高過ぎませんか。私は、テーマよりこの傍聴申し込み方法に興味を持ち、傍聴券をもらいに行きました。 また、もらいに行った先で知人の車が駐車場に見えたので、知人を傍聴に誘いました。審議会の中で、この傍聴申し込み方法について意見が出ているのかと思いましたが、副委員長などに聞いたところ、そんなことはありませんでした。委員会では、当日に傍聴者がいると聞いただけだそうです。 では、この方法は誰が指定したのでしょうか。以前の担当者に聞いてみました。たまたま会ったので聞いてみたところ、「前からそうじゃないですか」って言われてしまいました。そんなことはありません。私の記憶の中では、今回が初めてです。今までもそうだったじゃないかという職員の発言には、びっくりしました。 今回の審議会の中で話されることは、行財政集中改革プランの中では廃止になる予定だったところです。廃止するか、このまま運用するのか、その大事な審議会を傍聴しにくくするのは、意図的に見えます。一緒に傍聴した知人も、大変不思議に思っていました。この審議会は、公民館運営審議会です。 そこで伺います。この傍聴申し込みの方法は、ハードルが高過ぎませんでしょうか。このような募集方法になったことの説明をお願いします。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) 豆田議員ご指摘のとおり、公民館運営審議会におきましては、市民のかたが会議を傍聴する場合には、前日、その日が休館日の場合はその前日の午前中までに、公民館の窓口で申し込み、傍聴券を受け取ってくださいといった内容でホームページの会議案内に掲載するとともに、市庁舎の掲示板に告示しております。 議員ご指摘のとおり、当該審議会の傍聴のほうにつきましては、従来どおりのこれ以前からのやり方といえども、他の附属機関の対応と違って、まさしく時代おくれだというふうに考えております。市民の皆様がたには、ご不便をおかけいたしまして本当に、誠に申し訳ございませんでした。 公民館運営審議会の傍聴の申し込み方法につきましては、早急に改善を図りたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 以前からこうですか。私、以前も傍聴したことがありますけども、前日までに申し込みということで傍聴を申し込んだと思いますけれども、この傍聴の申し込みの仕方は、本当におかしいです。ほかの自治体の議員からも、「この方法では市民が傍聴に行けない。もっと傍聴しやすくするべきだ」というふうにご意見をいただきました。この委員会が活発に意見を交わしていた委員会だけに、とても残念に思います。 ほかの自治体の委員会の傍聴に行かれたかたの感想を聞く機会がありました。そのかたは、福津市の委員会の傍聴もされたかたです。委員会冒頭に、委員長が委員に傍聴の可否を問う場面が必ずあります。このかたが行かれた委員会ではなかったということでした。そして、大変感動したと、感激したと言われていました。「毎回傍聴の可否を聞くというこの場面は、要らないのではないかと思う」と言われてます。 そもそも、傍聴ができるから傍聴案内しているわけです。福津市附属機関の会議の公開に関する要綱では、「附属機関の長は会議の公開または非公開の決定をすることができる。必要があると認めるときは、出席委員の意見を聞くことができる」となっています。 現状を言えば、この必要があるときという項を、全ての会に適用している状況になっているんではないかと思います。教育委員会会議傍聴人規則では、教育長の許可となっています。いかがでしょうか。この傍聴の可否、要りますでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 傍聴の可否の問題でございますが、いわゆる事前公表をするときに、公開・非公開というのは前もってお知らせをしております。その中で、公開等をしておる部分で、改めて委員会に諮って可否を求めるというのは、ちょっとおかしいのかなというふうに思います。 開催通知を出す段階で、委員長のほうに確認をとっておれば、済む話だというふうに思いますので、そのように運用ができればというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) ありがとうございます。各種委員会、審議会、協議会の傍聴のお知らせを掲示板またホームページだけではなく、広報に掲載している自治体もあります。福津市でいうと、広報ふくつにあたるものに掲載があります。 その自治体では、議会傍聴も全日程を広報に掲載してあります。福津市では、15日号お知らせ版に、次の月のカレンダーがついております。このカレンダーに掲載することはできないでしょうか。教育委員会など定期的に開催されている会議については、掲載可能ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) カレンダーに掲載してはということでございます。カレンダーの締め切りに間に合えば、掲載することは可能だと思いますので、検討させていただきたいと思います。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。
    ◆7番(豆田優子) ぜひ掲載のほう、一つでも二つでもいいです、掲載してください。 次に、会議録について伺います。 会議録の公開の時期はまちまちです。会議録の公開について、その時期に違いがあるのはどうしてでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) まず、先ほど議員さんが申されました要綱では、その時期なんかは定めてないというのも一つの問題ではございますが、もう1点、委員会によっては会議録を作った後に、出席委員の委員長の了解を得た上で公開をするというふうになっているところもございますので、それでまちまちであるというふうに考えております。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 今回の一般質問をするにあたり、改めて会議録を確認しました。きのうの夜確認したんですけど、私こうやって一般質問に通告出していますので、会議録が載っていないことはないだろうと思いつつ見ました。 ところが、29年度になって6回目の会議が今月あるにもかかわらず、1回も議事録の掲載のない会議がありました。前年度の会議録は、見る限り全て非公開だったとは思えません。教育委員会は1月、2月の議事録がありませんでした。全くなかったのは、郷育推進協議会。この状況は、市長の言われるプロセス責任は感じられません。一人ひとりまで情報の公開の意識があるのか疑問です。再度の点検が必要ではないでしょうか。公開の時期と点検について伺います。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 豆田議員の質問にお答えいたします。 今回の豆田議員の質問に対しまして、各部署に調査をかけさせていただきました。平成29年度の実績といたしまして、24の附属機関が70回会議を開催をいたしております。 そのうち、非公開となった会議が7附属機関で、あとは全部公開をしております。 それから、会議録を公表していない機関についても、2附属機関ございまして、9回分の会議録が公表されていませんでした。 また、公開時期につきましてもばらばらで、早いものは3日、遅いものでは2カ月後などばらばらでございます。 また、申し込み時期につきましても、前日の正午とか、一番いいのは会議開始前とか、これもばらばらでございます。 申し込み方法につきましても、電話でいい、窓口でいい、それから直接来場でいいというふうにばらばらでございます。 これらの不統一の原因は、やはり要綱に細かく指定していないということも一つの要因と思いますので、早急に福津市附属機関等の会議の公開等に関する要綱を緻密に改正をいたしたいというふうに思っておるところでございます。 同時に、情報公開の重要性を再度職員のほうに徹底したいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 傍聴の申し込みや会議録の公開の時期について、もう少し詰めていただくと、ありがとうございます。 会議録を委員さんが全員で確認してからということはあるかもしれません。ただ、それが次の会議かどうかというのは、疑問が残るところです。年2回の会議でいうと半年後、遅かったら半年後になるんです。それはちょっと情報公開といえども、会議録を作っているといえども遅過ぎます。 今回、こうやって一定のルールを見直していただくという答弁いただいてありがたいんですけども、各種審議会、協議会、委員会の中での情報公開ということで、少しお話をさせていただきます。 例えば、図書館運営協議会、ここは年2回です。前回1回目になにか意見を出したものが、2回目のときにその答えが返ってくるかというと、全然違う会議の内容になっています。こどもの国推進協議会もそうです。年2回、1回目に意見を出した、2回目はもうまとめの時期ということで、その中の情報公開というのは、ないような状態です。これは、各種審議会、協議会、委員会の中で考えていただきたいんですけども、事務局である行政のほうが、もう少し考えていただけたらなと思います。 例えば、カメリアステージを改築する際、図書館運営協議会の中ではたくさんの意見が出てました。その意見が全然反映されなかったというふうに、運営協議会の中のメンバーはかなり嘆いていたのを覚えています。 それは、できなかった理由とか、そういうのをちゃんと説明する機会もあるんです、審議会、委員会の中で。この人たちが理解できたら、その人たちは情報を届ける人たちになってくれるわけです。それは、とても有効な方法だと思います。 ここに参加している人たちは、スケジュールを調整し、時間を繰り合わせ来るんですね。学識経験者も、また小学校とか中学校の校長先生、そして公募の委員さん、そういうかたもいらっしゃるわけですね。重要な時間をこの会議のためにいただいているわけですから、そこで情報を持って帰ってもらう、そういうことも重要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 大賀総務部長。 ◎総務部長(大賀正晃) 議員さんがおっしゃること、ごもっともなことだろうというふうに思っております。 ただ、いわゆる会議の中の進行につきましては、やはりそこの委員長並びに委員さんにお任せをしておるというのが現実ではございますが、それに対して助言とか、こうこうしたらどうですかということは、事務局として当然できることだと思っておりますので、そういうことはできる範囲で行っていきたいというふうに思うところでございます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) せっかく時間をつくって来てくださった委員さんに、ちゃんとした情報を持って帰ってもらう、不満を持って帰ってもらうんではなくて、できること、できないこときちんと説明して、分かってもらうということ重要だと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。 2項めにお願いします。 ○議長(椛村公彦) はい、2項へ移ります。回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、2項目めでございます。みんなですすめるまちづくりのために、質問要旨を踏まえましてご回答させていただきます。 第2次総合計画の将来像、それから分野別目標像を市民の皆様と検討することを目的に開催いたしました。 ふくつ未来会議計6回のうち、後半3回の公募型を中心といたしますこの未来づくりワークショップでは、中学生には延べ20名、そして高校生には延べ11名にご参加いただきまして、中学生・高校生の視点からもさまざまな貴重なご意見をいただいております。 平成30年度、今回の定例会で発表させていただきました市政の運営方針にも掲げましたように、子どもたちも福津の未来にかかわるチーム福津の一員として考えておりますことから、子どもたちの参画の必要性が高いと思われるものにつきましては、機会の確保に努めてまいりたいと考えております。 先週の中学校の卒業式でも、卒業される中学の卒業生に向けまして、今後なお一層福津市のまちづくりや計画づくりに関心を持っていただきたいと、くださいということもあいさつでも述べさせていただきましたし、改めて会場、津屋崎中学校でしたけど、ここの会場ではスカイルームで何度も未来づくりワークショップや、コミュニティフォーラムを開催させていただいて、本当に貴重なご意見を、彼らならではの夢のある、また現実にも即したそういったご意見もいただいておりますので、今後本当に全世代、しかも若い世代を踏まえたこれからの福津市の将来像、第2次総合計画のみにかかわらず、彼らの参画が必要と思われるところをしっかり精査させていただいて、各種計画にも参画していただき、また検証にも参画していただきたいと、そのように思っている次第でございます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 参画、確保していきたいというふうにお答えいただきましたが、その方法はどうするんでしょうか。 日本が平成6年に批准した国連の児童の権利に関する条約には、大きく分けて4つの子どもの権利を守るように定めています。生きる・守られる・育つ・意見を表明する、この4つです。 そして、子どもにとって一番いいことを実現しようとうたっています。ここで条約の内容を少しご紹介したいと思います。分かりやすく書かれた日本ユニセフ協会抄訳でご紹介します。 「第12条、意見をあらわす権利。子どもは自分に関係のあることについて、自由に自分の意見をあらわす権利を持っています。その意見は、子どもの発達に応じて十分考慮されなければなりません。 第13条、表現の自由。子どもは自由な方法でいろいろな情報や考えを伝える権利、知る権利を持っています。ただし、ほかの人に迷惑をかけてはなりません。」 今回のふくつ未来会議では、この意見をあらわす権利や表現の自由が保障されたいい機会だったと思います。 しかしながら、ふくつ未来会議に参加できた子どもは、先ほどの答弁でいうと31名、限られた子どもたちだった。また、子どもの参画は総合計画だけではない、先ほども答弁ありました。そうです。子どもの参画の代表的なものとして、フクスタがあるかと思います。しかし、ふくつ未来会議の中では、こんな意見がありました。第1回会議の意見集約からご紹介します。 フクスタはできたが、運営への子どもの主体的な参画ができていないと出ています。先ほど紹介した公民館運営審議会で、テーマとなっているわかたけ広場は、子どもたちには大いに関係するところだと思いますが、審議会の中では子どもの意見の反映は見られません。子どもの意見を聞く機会は設定できないでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 溝辺教育部長。 ◎教育部長(溝辺秀成) このわかたけ広場の件につきましては、今公民館運営審議会の中で盛んに議論、協議していただいております。必要であれば、その中で子どもさんたちの意見、どういう形の意見が望ましいかというのは、いろいろありますと思いますけど、そういった機会を設ける必要があれば、そこは設けていきたいというふうには思っています。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) ぜひ機会を捉えてお願いしたいと思います。 ふくつ未来会議の意見集約には、気になる記述があります。子どもの権利について正しく理解する環境ができていない。子どもの権利がほとんど守られていない。大人と子どもの思いのずれがある。子どもの意見を取り入れる、聞く。今までも子どもの意見を聞く場面の設定はありました。でも、もらった意見がどうなったのか、返す場面の設定がなかったと思います。 そして、これらの意見とともに、こども条例が制定されなかったという意見が述べられています。少しそのあたりの状況についてお話しさせていただきます。 平成26年9月議会、こども条例の提案がなされました。議会では否決されています。実を言う私も反対しました。それは、こども条例にとって重要な部分、子ども自身が相談できる相談体制や、子どもの権利侵害に対する救済機関などがなかったからです。 福岡市民政治ネットワークが目指すこども条例は、物に埋もれ、時間にゆとりはなく、いつもなにかにせかされている子どもたち、精神面の育ちよりも学力を優先され、学力だけで評価されることのほうが多い子どもたちなど、厳しい状況にいる子どもたちへ向けた大人からの「生まれてきてくれてありがとう、あなたが一番」というメッセージで、提案されたこども条例が制定される以前のこども条例検討委員会では、子どもの意見聞き取りも行い、反映されたものができ上がっていました。 しかし、議会に提案されたものは全く違うものでした。このとき、意見を聞いた子どもたちへの説明もなかったと思います。こども条例は、子どもの施策を首長や職員がかわっても、変わらず充実するため、また子どものために行政の縦割りの壁を越えて実施される施策の根幹になるものです。 樹木でいえば、こども条例は幹であり、一つひとつの施策はその幹から出る枝葉のようなものだと思います。子ども施策がぶれないようにするためにも、この施策の中に子どもの参加を促すためにも、こども条例が要るんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 井上総務部理事。 ◎総務部理事(井上廣幸) 今、豆田議員が言われましたように、26年9月議会で否決をされたという経緯がございます。平成28年、児童福祉法が改正になったということで、その際に子どもの権利も明確にされたというところでございます。 1次の総合計画には、確かにこども条例を制定するというところを書いておりましたが、そういったところで28年、児童福祉法も改正になったというところで、今2次を策定しているわけですが、この2次の総合計画で、その辺をうたい込むのか、うたい込まないのかというところは、担当部署、あるいは分野別ワーキングのほうで議論させていただき、判断をさせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) お隣の宗像市のお話を少しさせていただきます。宗像市では、平成24年4月1日から子ども基本条例が施行されています。平成25年4月からは、子どもの権利救済委員とその相談窓口である子どもの権利相談室「ハッピークローバー」が設置をされています。子どもたちの4つの権利の認知度も8割を超える状況です。 また、この権利相談室の相談も、相談を待つだけではなく、各小学校に出かけて行き、出前相談というのもやられています。そうすることで、子どもたちがやはり相談しやすくなる、そういうことがあるようです。福津市に提案されていた条例の中には、そういうことはなかったと思います。 子ども自身に権利を伝え、子どもが自由に発言できる、相談できる地域をつくり出すことが、誰にとっても安全な地域になるのではないかという意見もあります。子どもの権利は、それが直接的に問題を解決してくれる切れ味のいいツールではありませんが、子どもの目線で捉えようという姿勢が貫かれるものだという意見もあります。 第2回未来会議の意見集約の10年後、20年後にどうなっていればいいのかというところには、市民の目が子どもに優しいまちになっているとあります。そのためにも、こども条例の制定についていま一度検証する時期に来たかと思います。 子どもが増えている今、福津市の中でもう一度総合計画の中に盛り込むべきだと私は思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 井上総務部理事。 ◎総務部理事(井上廣幸) 先ほどのご説明とかぶるかもしれませんが、その辺は担当部局とも協議し、また分野別ワーキング会議も開催しますので、そちらのほうで議論させていただきまして、判断をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) そのときに1つだけお願いがあります。検討委員会を設置部署なんですけども、ぜひ教育部にお願いをします。今までほかの自治体で制定された条例を見ると、やはり教育部で検討されたところが、いい条例を制定しているのと、それと、通りがいい。先生たちとか子どもに一番近い人たちに通りがいいということがありますので、それを要望して、次に項をお願いします。 ○議長(椛村公彦) はい。では、3項へ移ります。回答です。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、3項目めでございます。高齢者の移動手段についてでございます。 高齢者の移動につきまして、今地域の中でもう最重要といいますか、一番の問題であるというふうな認識でございます。 そして、誰もが住みやすい支え合いのまちを目指して、毎月開催させていただいてます、議員もほぼ参加されております高齢者サービス課事務局の協議体におきましても、この移動の問題が本当にさまざまな高齢者支援の基本の部分となるということを、この協議会の参加者同士が話し合う中で改めて認識し、会議を行っていただいているところです。 高齢者の皆様が、外出して人と交流すること、そして、それによりまして生活の活性化、また生きがいとつながり、健康づくり、そして介護予防につながるということから、高齢者の移動の問題については、地域支え合いのこの推進と、そして市内交通網の整備の両面から考えなければいけないと考えております。 現在は、ご承知でありましょうが、東福間の一部の地域で、75歳以上の全高齢者約600名を対象に、地域の皆様の訪問によりますこの生活支援ニーズ調査を実施しています。 調査の中では、自動車免許返納のことも含め、この移動に関することや買い物についてなど、日常の生活についての多くのことをお尋ねしております。 その分析結果や訪問時の聞き取りによる高齢者の声も、市の施策に反映できればと思っておりますし、本年度で終了いたしましたその買い物支援事業ですね、これにかわりまして、新年度の予算の中では、移動支援のほう先日予算委員会のほうでも、高齢者サービス課のほうからご説明もさせていただきましたように、これにかわる新たな移動等に結びつく、そういう施策のほうも喫緊の課題ということで提案させて、計上させていただいている、そのようなことになっておりますので、どうかご理解のほどをまたよろしくお願い申し上げます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 予算委員会の中で、介護保険事業特別会計、地域介護予防支援事業委託ということで、高齢者の外出支援に取り組む団体を支援する事業を実施するとありました。6団体ということでした。地域の自治会などで取り組まれるボトムアップの事業ということで、私は受けとめました。 4月から取り組むということでしたが、まだどの団体が取り組まれるのか、不透明のように受け取りました。この方法は、地域初で継続性もあるのかなと思いますが、そういうことができない地域のかたはどうなりますでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 今、地域の支え合いで移動支援とかができる地域についてはいいけれども、そういうことができない地域については、どう対応していくかというご質問でございます。 確かに、そういう取り組みができる地域、団体のほうが現状としては余り多くないというのがあります。今できる方法としては、先ほど市長の答弁にもありましたように、ミニバスなどの市内交通網の整備というところからは、取り組んでいってそれをご利用していただくっていうところが、先に始まるのかなっていうふうに思ってますが、生活支援コーディネーターが今活動して、いろんなところでそういう取り組みの事業が起こるように活動をしておりますので、高齢者サービス課としては、先進的に取り組まれた地域の取り組みについても、協議体に参加されてない地域の皆様にも、郷づくり等を通してこういう活動をされてうまくいってますという情報を提供しながら、そういう事業に取り組まれる団体を発掘していくように努力したいというふうに思ってます。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) それはそれで頑張っていただきたいと思います。私も高齢者のかたによく言われることがあります。「ミニバスは半額になるけど、私は西鉄バスしか乗らんっちゃんね」って。「西鉄バスのバス停がすぐ前っちゃんね」って、「西鉄バスは割引にならんっちゃろうか」と言われます。確かに、ミニバスが乗りやすいように、今地域交通体系協議会の中で話し合われていることも分かります。でも、ミニバスよりも西鉄バスに乗る人のほうもいるんです。 今、免許証を返納したとしても、ミニバスの無料だとか万歩計で終わっています。西鉄バス、民間のバスのほうを利用するかたには、特典がありません。そこで、高齢者の交通費補助ということでお話をさせていただきます。 高齢者の外出を促進することで、閉じこもり防止と健康維持にもつながります。幾つか紹介させていただきます。 まずは、大きな福岡市なんですけども、70歳以上で介護保険料の所得段階区分によって、交通費の一部を助成する高齢者乗車証の交付があります。介護保険料の基準額1.3倍のかたまで助成されます。助成される乗車券は、交通用福祉ICカード、タクシー補助券、市営渡船の乗船は引換券などです。 次に、奈良市、ななまるカード優遇措置というのがあります。市内に3カ月以上居住する70歳以上のかたに対し、長年にわたり社会の発展に寄与されてきた高齢者に対する市民の敬愛の印として、カードを発行するとされています。このカードで、奈良交通バスの優待乗車ができます。この支援の特徴的なことは、市外にまたがってもオッケーというところです。 北海道帯広市、制度の目的がすてきだなと思うところです。健康と生きがいづくりの支援、積極的な社会参加の促進、バスの利用促進をすることで環境負荷を減らし、高齢者の交通安全を確保するとされています。このカードは、顔写真付でバス無料乗車証を交付します。この裏面に、緊急時連絡を記入できるようになっています。いざというときのためにも活用できるようになっています。 こういうことをしている自治体もあります。少し福津市のほうで考えられないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 高齢者が外出しやすいように、交通費の助成等も考えてみたらどうかというご提案でございます。 確かに、高齢者が外出しやすくなって、いろんなところに出かけられて行かれることによって、介護予防につながりますし、非常に生活を支えるという意味でも、非常に重要なものというふうには捉えております。 ただ、市長答弁にもありましたように、福津市としましては、市内交通網の整備、それから地域支え合いの推進によって、その部分を支えていこうというふうに思っております。 交通費の直接の助成というのは、現在のところは大変難しいというふうに考えております。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) 地域支え合いということで、生活支援コーディネーターというお話も出ています。予算委員会の中でしたかね、生活支援コーディネーターに2名少ないんじゃないか、まだまだ周知がされてないんじゃないか、そういうことを言われていました。確かに、市民のかたに周知するというところが足りていないというふうには思います。そこのところをもっと充実させるということは、お考えでしょうか。 ○議長(椛村公彦) 髙橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(髙橋美幸) 議員ご指摘のとおり、十分な周知はできてないというふうに思ってます。そういう高齢者が開設する協議体と、郷づくりの福祉部会などもありますので、そういうところとの連携がこれからのその支え合いの仕組みづくりには、大きな推進力になっていくというふうに思っておりますので、協議体のことにつきましても、それから生活支援コーディネーターのことにつきましても、郷づくりを通してとか、広報を通してとか、いろんな手段で市民の皆様に広く行き渡るように、情報提供をしていきたいというふうに考えています。 ○議長(椛村公彦) 豆田議員。 ◆7番(豆田優子) よろしくお願いしたいと思います。私も協議体に参加させていただいている一人ですので、私も広報に努めたいと思います。 ありがとうございました。終わります。 ○議長(椛村公彦) 以上で、豆田優子議員の一般質問を終わります。 本日予定されていました議事日程は全て終了しましたので、本日はこれにて散会とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後3時49分...